【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は、週前半は上昇したものの、後半は反落に転じ往って来いとなった。週前半は、米中間選挙を前にして、「ドル買い・南アランド売り」のポジションが巻き戻され、南アランド円も8円台に上昇した。米中間選挙が「上院は共和党・下院は民主党」と想定内の結果になるとNYダウが上昇し、南アランドは対円・対ドルともに8月上旬の水準まで上昇した。

週後半は、南アフリカの経済状況が改めて懸念されたことの加え、ラマポーザ大統領の息子アンディレ・ラマポーザが、ボササ(Bosasa)という政府との入札等で不正告発されている企業から50万ランド受け取ったという疑惑も出て、南アランドは売りが優勢となった。 なお、ラマポーザ大統領が次の議会選挙を来年5月に行う意向を示した。


*今週の南アランド円は保ち合いで推移しそうだ。先週の南アランドの上昇は、特に南アフリカ経済にとっての材料がなく、米議会中間選挙に伴うポジション調整の影響だったといえよう。現在の南アフリカは2四半期連続でマイナス成長という景気後退(リセッション)局面にある。さらに、主要格付け会社全てから南ア債がジャンク扱いを受ける可能性もあるため、上昇しても限界があろう。14日はに9月小売売上高が発表される。

格付け会社ムーディーズは8日、世界経済の成長率は今後2年で減速する公算が大きく、米中の貿易戦争は激化するとの見通しを示した。 最新のリポートで「世界経済の成長率は、2017─18年に見込まれる3.3%から19年と20年に3%を下回る水準に減速する」との見方を示した。 また、米国が2000億ドル相当の中国製品に発動した追加関税について、税率が現在の10%から1月に25%に引き上げられる可能性を指摘した。「両国とも、成長に対する直接のマクロ的影響への対応は可能。ただ、世界の2大経済大国間の持続的で広範な対立が、投資の縮小で幅広くネガティブな影響をもたらす可能性が高まっている」と警告した。


【南アフリカ経済指標】
14日水曜日
20:00 9月実質小売売上高前年比前回+2.5%

zar1112

*予想レンジ:7.80円~8.10円


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。