【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は、週前半は下落したものの、週後半は反発に転じ上昇して週を終えた。週前半はNYダウの大幅下落を受けてリスク選好が低下し、南アフリカ電力会社ESKOMが、停電リスクがあると警告を出したことが嫌気された。週後半は上昇に転じ、週間上昇率は3.0%近くに達した。

英国が合意なしに欧州連合(EU)から離脱する可能性に警戒感が広がり、ランドは対ポンドで2カ月半ぶりの高値水準に急上昇し、これが対ドルに波及した。米中貿易摩擦への緩和期待や、米連邦準備理事会(FRB)高官が、世界経済成長の鈍化を警戒する見方を示してドルが下落すると、南アランドは押し上げられた。9月小売売上高は市場予想の+2.2%を下回る+0.7%だった。

*今週の南アランド円は堅調に推移しそうだ。南ア・ランド(ZAR)の上値は限定的か。先週は対円で8.18円まで大幅に上昇したZAR円だったが、南アからは何もポジティブな材料が無かったこともあり上値が重く推移している。今週は経済指標では21日に10月消費者物価指数(CPI)が発表される。CPIは上昇が予想されており、22日の南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)理事会では利上げ予想が強まっている。政策金利は0.25%引き上げられて、6.75%になる見込み。

23日には格付け会社S&P社が南アフリカの格付けを発表する。同社が南アフリカについてネガティブな見通しを発表した場合は南アランドには売り圧力が強まるだろう。なお、S&P社による南アフリカの格付けは「BB」(ジャンク債)、見通しは「安定的」としている。


【南アフリカ経済指標】
20日火曜日
16:00 9月景気先行指数前回104.9、予想104.6

21日水曜日
17:00 10月消費者物価指数前年比前回+4.9%、予想+5.2%

22日木曜日
時間未定・南ア中銀政策金利前回6.50% 、予想6.75%

23日金曜日
時間未定・S&P南アフリカ格付け

zar1119

*予想レンジ:7.80円~8.20円


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。