11月21日(水)
【11月20日の海外相場および市況】
ny1120

*20日のNY外国為替市場では、感謝祭休暇前の持ち高調整によるドルに加え、対ユーロでのドル買いが波及し、ドル円は112円台後半に反発した。終値は112円70~80銭。欧米株の下落を背景にリスク回避姿勢が強まり、安全資産としての円買いが優勢だったが、その後はポジション調整によるドル買いが入って流れが反転した。10月米住宅着工件数が前月比1.5%増の112.8万件となり、市場予想の122.5万件を上回ったこともドル円をサポートした。また、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる政局混乱やイタリアの財政不安などを背景に対ユーロでドル買いが進行し、ドル買いの動きが対円にも波及した。

*20日のNY金は、対ユーロでのドル高進行を背景に割高感から売られ、5営業日ぶりに反落した。1221.20ドル(-4.10ドル)。米中「貿易戦争」やイタリア財政不安、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる政局混乱などを背景に、外国為替市場ではドルに逃避買いが入り、ドルが対ユーロで上昇。ドル建て金に割高感が生じ、金が売られた。世界的に株安となる中、リスク回避から金ではなく、米国債やドルに資金が流入しやすくなっている。米国債利回りは7週間ぶりの低水準に落ち込んだ。

NY白金はドル高を受けて4日ぶりに反落。847.00ドル(-10.60ドル)

*20日のNY原油は、世界的な株安を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まったことに加え、トランプ大統領がサウジアラビアとの関係維持を優先する意向を示したことを受けて地政学的リスクが後退し、大幅反落した。55.43ドル(-3.77ドル)。2017年10月26日以来約1年1カ月ぶりの安値を付けた。世界的な株安を背景に、株と並んでリスク資産とされる原油にも売りが強まった。米中間の貿易摩擦問題の解消に向けた交渉が難航するのではないかとの懸念も強まり、両経済大国のエネルギー需要鈍化に対する警戒感も台頭。ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感も相場の下押し要因となった。今週発表される米国内の原油在庫が9週連続で増加するとの予想も圧迫材料となった。さらに、トランプ大統領はこの日、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害に関し、「ムハンマド皇太子が事件を把握していた可能性は十分にある」と指摘したが、関与したかどうかは明言しなかった。また、サウジは「揺るぎないパートナー」であり続けると強調したことから、中東情勢の地政学的リスクに対する懸念が後退し、相場は一段と下げ足を速めて一時52.77ドルの安値を付けた。市場では米国とサウジの関係が悪化すれば、中東からの原油供給が混乱する恐れがあるとの警戒感が広がっていた。

*20日のシカゴトウモロコシは小幅続落。361.25セント(-1.00)。ドル高・原油安・株安に連れて売りが優勢となった。シカゴ大豆は安値拾いの買いに反発。881.00セント(+7.25)。

*20日のNYダウは、米中「貿易戦争」や原油相場の大幅安、アップルの業績不安などを嫌気し大幅続落となった。終値は2万4465.64ドル(-551.80ドル)。年初来安値を更新した。米中間の貿易摩擦をめぐる交渉が難航するのではないかとの懸念が広がる中、この日も中国との取引が多いボーイングやキャタピラーが下げを先導。また、ゴールドマン・サックスがこの日、アップルの目標株価を引き下げたとの報が同社の業績不安を増幅させた。


【21日の経済指標】
13:30   (日) 9月 全産業活動指数 [前月比]  0.5%   
17:00   (南ア) 10月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.5%   
17:00   (南ア) 10月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  4.9%   
21:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  -3.2%   
22:30   (米) 10月 耐久財受注 [前月比]  0.8% (0.7%)  -2.0% 
22:30   (米) 10月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]  0.1% (0.0%)  0.4% 
22:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数  
24:00   (米) 10月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.5%  0.1% 
24:00   (米) 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値  98.3  98.3 
24:00   (米) 10月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]  515万件  520万件 
24:00   (米) 10月 中古住宅販売件数 [前月比]  -3.4%  1.0% 


第190回 『おしえて陳さん』 
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