【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。南アフリカ9月景気先行指数は104.7、前回104.9、予想104.6。予想よりわずかながら、いい内容で発表された。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は22日、主要政策金利のレポレートを6.50%から25ベーシスポイント(bp)引き上げて6.75%とした。利上げは2016年初頭以来約3年ぶり。長期的なインフレ高進リスクが依然として根強く、利上げの見送りは困難と判断した。南アランドは利上げを受けて、対ドルで1.3%強上昇し8月10日以来の高値水準を付けた。S&P社による南アの格付けは、据え置きが維持されたこと好感されたようだ。

*今週の南アランド円は保ち合いとなりそうだ。S&P社による南アの格付けは、据え置きが維持されたが、今後発表されるムーディーズの格付も、格下げされないとの期待が出ている。今週末の米中首脳会談で、貿易協議で合意がなされるか否かがポイントになり、様子見が強まりそうだ。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は先週、約3年ぶりに利上げしたが、今回の利上げは一時的となる可能性が高いとの見方が多い。ハニャホSARB総裁は、金融政策委員会メンバーの6人中3人が25bpの利上げを主張、残りのメンバーは据え置きを訴えたことを明らかにした。僅差で利上げが決まったわけだが、「調整を遅らせればインフレ期待が一層高止まりし、二次的影響を招くことになり、そうなればさらに強力な金融政策対応を余儀なくされる」と語った。

南ア中銀が示す来年の経済成長率見通しは1.9%。今年の推定0.6%から持ち直しが期待される。ハニャホ総裁は「経済を巡る足元の課題は主に構造的なもので、金融政策によって解決できない」と指摘した。消費者物価指数(CPI)見通しは平均で、今年4.7%、来年5.5%、再来年5.4%の見込み。中銀の目標レンジ(3.0ー6.0%)の中間点から引き続き遠ざかり、来年第3四半期にピークとなる5.6%に到達する見通し。総裁はインフレ期待を目標レンジの中間点付近に維持できるよう目指すとしたほか、通貨安や原油高の影響が物価の主要なリスクになると述べた。

【南アフリカ経済指標】
27日火曜日
19:00 第4四半期企業信頼感前回+38 予想+40

28日水曜日
16:00 第3四半期消費者信頼感前回+22 予想+15

29日木曜日
15:00 10月マネーサプライM3前年比前回+7.00% 予想+7.00%  
15:00 10月民間部門信用前年比前回+6.26% 予想+6.40%
18:30 10月生産者物価指数前年比前回+6.2% 予想+6.3%

30日金曜日
21:00 10月貿易収支前回-30億ZAR 予想-50億ZAR  
21:00 10月財政収支

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*予想レンジ:8.00円~8.30円


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