【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は堅調に推移した。
先週末に格付け会社S&Pは南アフリカの格付けを据え置いた。南アランド建て国債は「BB+」、通貨ランドは「BB」のままだが、見通しを「安定的」で据え置いたため、市場ではポジティブ材料となった。また、S&Pはラマポーザ政権になり、経済、社会、財政改革が進んでいることで、投資先としては魅力があるとした。ラマポーザ大統領は最低賃金を引き上げる法案に署名した。

南アフリカのランド・マーチャント・バンク(RMB)と経済研究所(BER)が発表した第4四半期の南アフリカの企業景況感指数は31ポイントと、3四半期連続で低下した。10月生産者物価指数は前年比+6.9%と前回+6.2%、予想+6.3%をいずれも上回り、インフレが懸念された。ドル円の上昇も影響して南アランド円は8月上旬以来の8.33円台まで上昇した。

*今週の南アランド円は堅調に推移しそうだ。20カ国・地域(G20)での米中首脳会談は、両国間の貿易戦争を一時休戦とすることで一致した。根本的な解決は先延ばしされたものの、交渉決裂による貿易摩擦激化はとりあえず回避された。中国と交易関係の深い南アランドには強材料となるだろう。

4日には7-9月期国内総生産(GDP)が発表される。4-6月期は-0.7%という結果になり、2四半期連続のマイナス成長となったことから、南アは景気後退(リセッション)入りとなったが、7-9月期も悪い結果となれば、南アランドには売りが強まるだろう。格付け会社ムーディーズの格付けも気になるところで、南アランドの上値は限定的だろう。


【南アフリカ経済指標】
3日月曜日
18:00 11月製造業PMI前回42.4 予想43.5
21:00 11月自動車販売前年比前回+1.7% 予想+1.3%

4日火曜日
18:30 第3四半期GDP前年比前回+0.4% 予想+0.5%

12月7日金曜日
15:00 11月外貨準備高[Net] 前回421.9億USD  予想422.8億USD


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*予想レンジ:8.10円~8.40円


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