12月27日(木)
【12月26日の海外相場および市況】
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*休場明け26日のNY外国為替市場では、NYダウの大幅急反発を受けて市場のリスク回避姿勢が緩み、安全通貨として買われていた円は大きく売り戻され、111円台前半に反発した。111円32〜42銭。メキシコ国境の壁建設をめぐる米議会の対立で政府機関が一部閉鎖に追い込まれていることや、米中「貿易戦争」などに起因する世界経済の減速観測を背景に、ドル円は一時110円29銭まで下落していた。しかし、NYダウが徐々に上げ幅を拡大する中、債券が売られて米長期金利も反転上昇するに連れ、ドルも買い戻された。ダウは、クレジットカード大手マスターカードの調査で、年末商戦の売上高が前年比5.1%増の8500億ドルとなったことが好感された。株安の責任を問われているとの報も浮上していたムニューシン財務長官について、トランプ大統領が25日「信頼している」と記者団に語ったことで市場の安心感が高まり、ドル円は一時111円41銭まで上昇した。

*休場明け26日のNY金は、世界的な景気減速懸念がくすぶる中で買いの流れが継続し、小幅続伸した。1273.00ドル(+1.20)。米政府機関の一部閉鎖に伴う国内経済への影響に対する懸念や世界的な景気先行き不安が根強く、安全資産とされる金にはこの日も「質への逃避」買いが先行した。ただ、米株式相場の急反発を背景に過度のリスク回避姿勢が後退し、上値は重かった。

NY白金は反発。800.10ドル(+10.70)。


*休場明け26日のNY原油は、前営業日に約1年半ぶりの安値を付けた反動から旺盛な買い戻しが入り、急反発した。上伸は4営業日ぶり。46.22ドル(+3.69)。このところ大きく売り込まれていた米株が大幅反発したため、株と並んでリスク資産である原油に買いが入った。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が先週末、石油輸出国機構(OPEC)の盟主であるサウジアラビアが以前に公表の日量25万バレルよりも大幅な32万2000バレルの減産を計画していると報じていたことも、支援材料となったもよう。

*休場明け26日のシカゴトウモロコシは続落。373.25セント(-4.50)。ファンド筋による利益確定の売りが出たことに加えて、ブラジルで好天が続くとの報道が弱材料だった。ブラジルとアルゼンチンの乾燥地域での最近の降雨が、トウモロコシの生育に追い風になる可能性がある。今後数日中にさらに雨が降ると見込まれているという。

シカゴ大豆は輸出需要懸念で下落。883.00セント(-4.00)。一時1カ月ぶりの安値をつけた。市場は、米産大豆の中国への売却が拡大する兆しがないことに失望している。

*休場明け26日のNYダウは、4営業日にわたる株価急落で値頃感の出た銘柄に買い戻しが入り、大幅急反発。2万2878.45ドル(+1086.25)。1日の上げ幅としては史上最大となった。NYダウは24日までの4営業日で1800ドル超下落していた。好調な米年末商戦を示す統計データを受けて市場心理が好転した。米クレジットカード大手マスターカードが26日発表した調査によると、米国の今年の年末商戦の売上高は前年比5.1%増の8500億ドル(約94兆円)と増加率は過去6年で最大となった。また、NY原油が大幅反発したことも追い風となった。
トランプ大統領によるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任観測が株価急落の一因ともなっていたが、ハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は26日、「大統領はパウエル議長と政策の相違はあるが、議長職は100%安全だ。大統領はパウエル氏を解任する意思はない」と述べ、不安の鎮静化を図った。


【27日の経済指標】
14:00   (日) 11月 新設住宅着工戸数 [前年同月比]  0.3%   
22:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
22:30   (米) 前週分 失業保険継続受給者数 
23:00   (米) 10月 住宅価格指数 [前月比]  0.2%   
24:00   (米) 11月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]  54.4万件   
24:00   (米) 11月 新築住宅販売件数 [前月比]  -8.9%   
24:00   (米) 12月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)  135.7 


第194回 『おしえて陳さん』 
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