12月28日(金)
【12月27日の海外相場および市況】
ny1228

*27日のNY外国為替市場では、NYダウが一時急落したことを受け、リスク回避の円買いが優勢となり、ドル円は111円近辺に軟化した。110円93〜111円03銭。NYダウが一時610ドル超急落したため、ドル円は一時110円46銭まで下落した。トランプ大統領が華為技術(ファーウェイ)など中国通信機器メーカーを米市場から閉め出す大統領令を検討していると報じられたほか、27日発表の12月米消費者景気信頼感指数が市場予想を下回り、大幅低下したことでリスク回避の動きが強まった。ただ、午後に入り、ダウがが急反転してプラス圏に浮上すると、円をいったん売り戻す動きも広がった。

*27日のNY金は、3営業日続伸。1281.10ドル(+8.10)。NYダウの大幅反落を受けて、外国為替市場ではドルがユーロに対して反落し、ドル建て金に割安感が浮上した。中国商務省の報道官はこの日、米中両国が来年1月に貿易協議を行う計画を進めていると言明。しかし、両国の「貿易戦争」が長引く中、中国では新車販売が大幅に落ち込み、企業の景況感も悪化している。12月米消費者信頼感指数が低下したことに加え、この日の中国株は代表的な上海総合指数が約4年1カ月ぶりの安値に沈み、世界経済の先行き不安が再燃したことも安全資産である金には強材料となった。

NY白金は反落。796.10ドル(-4.00)。

*27日のNY原油は、大幅反落した。44.61ドル(-1.61)。NYダウの大幅反落を受けて、同じリスク資産である原油も売りが優勢となった。世界的な原油供給について過剰懸念がくすぶっていることも引き続き相場には重石となっている。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国は今月、世界の需要の1%強に相当する日量120万バレルの協調減産で合意した。しかし減産が始まるのは来年1月である上、世界の3大産油国であるロシアとサウジアラビア、米国の生産は、日量1160万バレルと過去最高水準に近づいている。協調減産の効果については懐疑的な見方が浮上している。

*27日のシカゴトウモロコシは小反発。374.50セント(+1.25)。買戻しに反発したが、中国の米国産大豆購入をめぐる不透明感や、米政府機関の一部閉鎖に伴い、米農務省による輸出関連ニュースの発表がないことが相場の上値を抑えた。

シカゴ大豆は小幅続落。882.50セント(-0.50)。中国の米国産購入をめぐる不透明感や、政府機関閉鎖に伴い、米農務省による輸出関連ニュースの発表がないことが相場の圧迫要因だった。


*27日のNYダウは続伸。2万3138.82ドル(+260.37)。前日は1000ドルを超える上昇となったため、当初は利益確定売りが先行し、一時は600ドル超下落していたが、取引終盤に差し掛かると大量の買いが入り、相場は一気にプラスに転じて引けた。12月米消費者信頼感指数が2015年7月以来の下げ幅となったことで、投資家心理が悪化。トランプ大統領がメキシコ国境に建設する壁の財源について、「確保できるまでいくらでも待つ」と発言し、米政府機関の一部閉鎖を招いている与野党対立が長期化するとの懸念が売り要因だった。


【28日の経済指標】
08:30   (日) 11月 失業率  2.4%   
08:30   (日) 11月 有効求人倍率  1.62   
08:30   (日) 12月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  1.0%   
08:50   (日) 11月 鉱工業生産・速報値 [前月比] 
08:50   (日) 11月 小売業販売額 [前年同月比]  3.5%  
08:50   (日) 11月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]  -0.8%   
08:50   (日) 11月 鉱工業生産・速報値 [前年同月比] 
22:00   (独) 12月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]  0.1%   
22:00   (独) 12月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]  2.3%   
23:45   (米) 12月 シカゴ購買部協会景気指数  66.4   
24:00   (米) 11月 住宅販売保留指数 [前月比]  -2.6%   
24:00   (米) 11月 住宅販売保留指数 [前年同月比]  -4.6% 

第194回 『おしえて陳さん』 
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