1月28日(月)
【1月25日の海外相場および市況】
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*週末25日のNY外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策会合を来週に控えて様子見姿勢が広がり、109円台半ばから後半の水準で推移した。109円50~60銭。FRBが来週29、30両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)では、金利据え置きが予想されているが、FOMC終了後の声明などで今後の利上げペースやバランスシート(保有資産)の圧縮をめぐる問題で新たな手掛かりが示されるかどうかが注目されている。トランプ大統領は25日、閉鎖状態が続く一部政府機関を2月15日まで3週間再開させる暫定予算案に署名する考えを表明。ただ、公約とするメキシコ国境の壁の建設予算は含まず、閉鎖解除後に引き続き野党民主党と扱いを協議することになるため、ドル円への影響は小さかった。

*週末25日のNY金はドル安を受けて大幅上昇。1298.10ドル(+18.30)。一時1300ドルの節目を突破して約7カ月ぶりの高値を付けた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置き決定が見込まれているため、ドルが下落し、ドル建て金は割安感から買われた。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週、利上げの一時休止に改めて言及するとの観測が出ている。また、米中間の通商摩擦や米政局の混迷、英国の欧州連合(EU)離脱問題など、内外の不確定要因も金相場の支援要因になっている。

NY白金もドル安を受けて上昇。818.30ドル(+13.30)。

*週末25日のNY原油は、ベネズエラをめぐる地政学的リスクや対ユーロでのドル安進行などを背景に買われ、続伸した。53.69ドル(+0.56)。石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるベネズエラの政情が一段と不安定になる中、反米左派のマドゥロ大統領が23日、米国との断交を発表。これに対し、米政府はベネズエラ産原油の輸入制限ないし全面禁輸などあらゆる措置の可能性を検討しているもよう。米国が実際にベネズエラの原油輸出に制裁措置を講じれば、国際石油市場への供給が減少するとの懸念が広がった。また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置き決定が見込まれているため、ドルが下落し、ドル建て原油は割安感から買われた面もあった。さらに、この日のNYダウは政府閉鎖の一時解除や米主要企業の業績期待などを背景に上昇し、リスク選好意欲が回復したことから、株式と並んでリスク資産である原油にも買いが入りやすかった。
 
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが25日に発表した統計によると、同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は前週比10基増の862基となったが、相場の反応は限定的だった。

*週末25日のシカゴトウモロコシは、大豆高に連れて反発。大豆高につれた。380.25セント(+3.25)。米中西部における寒波で、国内向けの穀物輸送や輸出ターミナルの操業が鈍化するとの見方が、若干の支援材料になった。

シカゴ大豆は3日続伸。925.25セント(+9.25)。ブラジル産の作柄への懸念や、米中貿易協議を受けて中国勢の新たな買いが入るとの楽観から2週間ぶりの高値を付けた。ブラジル第2位の大豆生産州であるパラナ州の生産者が2018~19年度の収穫量見通しを1680万トンと、従来の1910万トンから引き下げたことも好感された。

*週末25日のNYダウは、米政府機関の閉鎖が一時的に解消されることが決まったほか、企業の好決算で投資家心理が改善したことから、反発した。2万4737.20ドル(+183.96ドル)。ダウの上げ幅は一時300ドルを超えた。米企業の決算発表は先週から本格化しているが、ある調査会社によれば、主要企業500社のうち112社が決算発表を終え、このうち72.3%が市場予想を上回る内容だった。さらに、トランプ大統領が記者会見で、閉鎖が続く一部政府機関について、2月15日まで3週間再開させる暫定予算案に署名する考えを表明し、買い安心感が広がった。好材料に支えられ、米中貿易摩擦への懸念は後退した。


【28日の経済指標】
未定   (豪) 休場 
08:50   (日) 12月 企業向けサービス価格指数 [前年同月比]  1.2% 
08:50   (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨 
23:00   (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁発言 
23:30   (英) カーニー英中銀(BOE)総裁発言

第197回 『おしえて陳さん』 
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