【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想以上にハト派的な姿勢を見せたことから、新興国通貨全般に買い戻しが入った。南アランド円は8.2円台と昨年12月上旬以来の水準まで上昇した。12月の南ア卸売物価指数(PPI)は前月比で-0.9%となり、市場予想の-0.5%より弱い結果だった。

また12月貿易収支は172億ランドの黒字となり、予想の90億ランドの黒字や前回の33億ランドの黒字を上回った。ゴーダン財務大臣は閣僚会議で、国営電力会社ESKOMの分割案をが議論することを発表した。さらに、国営企業であるデネル(軍事企業)と南アフリカ航空の株を民間に売却する可能性も示唆した。いずれも赤字企業であるが、こられを民間に売却することで、市場は財政改善が見込まれるとして好感した。

*今週の南アランド円は、押し目買いが継続しそうだ。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)やパウエルFRB議長が予想以上にハト派的だったことから、米長期金利に先安感が強まりドルが下落している。その反動で、新興国通貨が上昇しているが、南アランドが注目されている。金融会シティは新興国通貨投資を推奨し、顧客向けリポートで、米債券利回り低下を理由に、ポートフォリオで新興国通貨のウエート上げるべきと指摘した。現在の状況では、中欧、中東、アフリカの高利回り通貨が特に魅力的との見方を示し、南アランド、トルコリラの買いを推奨した。

JPモルガンは、FRBがハト派的な姿勢を示したことを受けて、新興国の自国通貨建て債券と新興国通貨へのエクスポージャーを拡大を推奨した。同社は、顧客向けのリポートで「決定的にハト派的な姿勢を示したFRBは、新興国市場の回復に新たな弾みをつけた。米国の長期実質金利は低下する可能性がある」とし、「新興国為替・金利をオーバーウエートにする」と述べた。新興国アジアの自国通貨建て債券と欧州・中東・アフリカ(EMEA)新興国の金利をオーバーウエートにしたという。南アの自国通貨建て債券も新たにオーバーウエートにした。EMEA新興国の高利回り資産では、南アの金利が、グローバルな視点で強気姿勢が最も明確とした。

【南アフリカ経済指標】
6日水曜日
18:30 1月SACCI景況感指数前回95.2

7日木曜日
時間未定: ESKOM分割案
15:00 1月外貨準備高[Net]前回430.9億USD


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*予想レンジ:7.80円~8.30円


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