2月20日(水)
【2月19日の海外相場および市況】

*3連休明け19日のNY外国為替市場のドル円相場は、米中貿易協議の行方に注目が集まる中、110円台後半で小動き。110円55~65銭。日銀の黒田総裁はこの日の衆院財務金融委員会で、「日米の金利差が縮んで円高になり、経済に何らかの影響が出て、2%の物価目標達成のために必要になれば、追加緩和も検討して

いく」と発言。これを受けて、東京時間には円売り・ドル買いが進んだ。NY市場もこの流れを引き継いだが、その後は米中両政府による貿易協議の行方を見極めたいとの思惑が広がり、110円台後半を中心に小幅レンジでの取引となった。米中はこの日から2日間の日程でワシントンで次官級貿易協議を開始。21、22日には閣僚級協議が予定されており、貿易摩擦緩和に向けて具体的な成果を打ち出せるかどうかに注目が集まっている。


*3連休明け19日のNY金は、ドル安と世界経済めぐる警戒感から続伸。1344.80ドル(+22.70)。10カ月ぶりの高値を付けた。米中貿易協議の進展に対する楽観的な見方を背景に、ドルが先週付けた2カ月ぶりの高値から軟化した。日銀や欧州中央銀行(ECB)からハト派的なコメントが出たことで、世界経済の成長減速が懸念された。市場は、年内の米国の利上げの道筋に関する手掛かりを得るため、20日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を精査したい意向。

白金はパラジウムに連れて上昇。821.00ドル(+14.10)。パラジウムは大幅な供給不足を背景に上昇し、一時1491ドルと過去最高値を更新した。英貴金属製錬大手ジョンソン・マッセイは先週、排ガス規制の強化で触媒コンバーターの需要が増えているため、パラジウムの供給不足が今後拡大する公算が大きいとの見方を示した。


*3連休明け19日のNY原油は小幅続伸。56.09ドル(+0.50)。需要をめぐる不安や米中貿易協議をめぐる先行き不透明感がある一方で、供給に関して楽観的な見方が下値を支えた。ベネズエラ産原油に対する米政府の制裁がWTIの支援材料になっている。ベネズエラは米国向けサワー原油の最大供給国。米中貿易協議は19日にワシントンで再開され、今週後半には閣僚級協議が行われる。協議結果待ちの状態。石油輸出国機構(OPEC)は先週、19年の世界石油需要の伸びについて、予想を日量124万バレルに下方修正した。


*3連休明け19日のシカゴトウモロコシは2カ月超ぶりの安値に下落。369.75セント。(-5.00)。一時2018年11月28日以来の安値となる369.00セントを付けた。米農務省が発表した週間輸出検証高(8~14日)によると、米国産トウモロコシは94万1811トンと、市場予想(80万~105万トン)の範囲内だった。ただ、今春の米国産大豆の作付面積をめぐる懸念が弱材料になった。

シカゴ大豆は反落。900.75セント(-6.75)。米中貿易協議に注目が集まる中、米農務省が今週2019年の作付け見通しを発表するのを前に、トレーダーが手じまい売りを出した。


*3連休明け19日のNYダウは、良好な決算を発表した小売り大手ウォルマートなどが買われ、小幅続伸した。2万5891.32ドル(+8.07)。ウォルマートが朝方発表した2018年11月~19年1月期(第4四半期)決算は、主力の米国で既存店売上高が4.2%増と高い伸びを示した。成長分野とされるオンライン販売も43%増と好調だった。好決算を受けて他の小売株や消費関連株が連れ高となった。米中両政府は19日、ワシントンで2日間の日程で次官級の貿易協議を開始。21、22日に予定される閣僚級協議を前に、知的財産権侵害など中国の構造問題で詰めの議論を行う。トランプ大統領は3月1日の交渉期限について「魔法の日」ではないと発言。市場では協議延長の可能性を示唆したと受け止められ、制裁関税の早期発動はないとの安心感が広がった。一方、米中協議の先行き不透明感や、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公開を翌日に控えて上値は抑えられた。


【20日の経済指標】
06:45   (NZ) 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比]  1.5%   
08:50   (日) 1月 貿易統計(通関ベース、季調前)  -567億円 
08:50   (日) 1月 貿易統計(通関ベース、季調済)  -1836億円   
16:00   (独) 1月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  -0.4%  
17:00   (南ア) 1月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  -0.2%   
17:00   (南ア) 1月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  4.5%   
21:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  
24:00   (欧) 2月 消費者信頼感(速報値)  -7.9   
28:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

第200回 『おしえて陳さん』 
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