2月21日(木)
【2月20日の海外相場および市況】
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*20日のNY外国為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を受けて年内の追加利上げ観測が強まったことから、円売り・ドル買いが優勢となり、110円台後半に下落した。110円82〜92銭。午前は主要な米経済指標の発表がなく、FOMC議事要旨の発表に対する警戒感からドル売りが先行。しかし、午後に議事要旨が公表されると、ドルに買い戻しが入った。1月のFOMCでは、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の利上げを「忍耐強く」判断する方針を決定したが、発表された議事要旨では、複数の参加者が「年内の利上げは適切」と主張していたことが明らかになり、少なくとも1回は利上げの可能性があるとの解釈が広がったようだ。ただ、資産圧縮策に関しては「年内停止の計画を近く公表することが望ましい」との見解でおおむね一致していたことも判明したことから、ドル買い戻しの動きも抑えられた。

*20日のNY金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて小幅高となった。1347.90ドル(+3.10)。1月開催分のFOMC議事要旨の公表待ちで様子見となった。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を据え置き、景気減速リスクを踏まえて追加利上げ休止の可能性を示唆した。FRBの政策運営姿勢がハト派方向に転じたことが、金利を生まない資産である金を押し上げてきた。

1月FOMC議事要旨では、米国の経済と雇用が引き続き強いとの認識が示された。これを受け、年内に少なくとも、あと1回は利上げが行われるとの見方が出て、金現物は発表直後に0.3%下落。ドル相場は小高くなった。FRB当局者らは、政策金利の判断で「忍耐強く」対応する期間がどの程度になるのかに関して、ほとんど見解を示さなかった。

NY白金は3日続伸。834.20ドル(+13.20)。

*20日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産効果や米中貿易協議の進展に対する期待感から買われ、6営業日続伸した。56.92ドル(+0.83)。昨年11月12日以来約3カ月ぶりの高値を更新した。OPEC主導の協調減産がもたらす需給均衡への期待や、米国によるイランとベネズエラへの経済制裁に伴う供給不安が相場をサポートした。また、米中貿易協議が妥結に向けて前進するとの期待も強材料。米中両政府がワシントンで今週再開した通商協議は、2日間の次官級折衝を経て閣僚級に移行する予定。トランプ大統領は前日、3月1日に設定している交渉期限を延長する可能性も示唆しており、協議継続で貿易戦争が終息に向かうとの期待が広がっていることから、両国のエネルギー需要の先行き懸念が後退した。また、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は20日、4月までに原油市場が均衡化することを望むと表明。世界的な減産合意に対する意思に揺るぎはないとの見方も示した。需給均衡への期待が膨らんだことも相場には追い風となった。 ただ、米国での原油在庫増の見方が重石となった。

米石油協会(API)が20日公表した統計によると、15日までの1週間の国内原油在庫は、前週比130万バレル増の4億4850万バレルとなった。予想は310万バレル増だった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は320万バレル増だった。ガソリン在庫は160万バレル減。予想は35万バレル減だった。ディーゼル油とヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)在庫は75万8000バレル減。予想は170万バレル減だった。原油輸入量は日量36万9000バレル増の700万バレル。

*20日のシカゴトウモロコシは上昇。370.75セント(+1.00)。米中貿易協議の行方を見極めようと様子見が広がった。

シカゴ大豆は反発。902.50セント(+1.75)。農業調査会社がブラジルの今年の大豆輸出見通しを下方修正した。

*20日のNYダウは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨でほぼ全ての参加者が保有資産圧縮策の年内終了が好ましいとの考えを示していたことが好感され、3営業日続伸した。2万5954.44ドル(+63.12)。米連邦準備制度理事会(FRB)によるFOMC議事要旨(1月29、30日開催分)の公表を午後に控え、前半は様子見姿勢が強かった。1月会合議事要旨によると、参加者は金融危機後の量的緩和で脹らんだ保有資産の圧縮策について「年内停止の計画を近く公表することが望ましい」との見解でおおむね一致。想定よりも早い圧縮策の終了は、株式市場にとって追い風になるとの期待感が広がった。ただ要旨では、複数の参加者は景気が想定通りであれば「年内の利上げは適切」と考えていたことも判明。利上げ打ち止めの臆測が広がっていた市場では、もしかしたら年内1回の利上げがあるかもしれないとの警戒感が浮上して、上値は抑えられた。一方、米中両政府による貿易協議の進展への期待は継続し、相場の支えとなった。トランプ大統領は前日に「話し合いはとても複雑だが、非常に順調に進んでいる」と楽観的な
見通しを示していた。


【20日の経済指標】
06:45   (NZ) 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比]  1.5%   
08:50   (日) 1月 貿易統計(通関ベース、季調前)  -567億円 
08:50   (日) 1月 貿易統計(通関ベース、季調済)  -1836億円   
16:00   (独) 1月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  -0.4%  
17:00   (南ア) 1月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  -0.2%   
17:00   (南ア) 1月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  4.5%   
21:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  
24:00   (欧) 2月 消費者信頼感(速報値)  -7.9   
28:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

第200回 『おしえて陳さん』 
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