2月22日(金)
【2月21日の海外相場および市況】
ny0221


*21日のNY外国為替市場では、さえない米経済指標を受けてドル売り・円買いとなり、110円台後半に軟化した。110円66〜76銭。2018年12月米耐久財受注は前月比1.2%増と弱めとなった。設備投資の先行指標となる航空機を除いた非国防資本財受注が前月比でマイナスとなり、市場予想を下回った。2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数も前月から低下。低調な米経済指標を受けて、一時110円56銭まで下落した。ただ、NYだうが下げ幅を縮めるとドルは買い戻された。

*21日のNY金は、利食い売りが優勢となり4営業日ぶりに反落した。1327.80ドル(-20.10)。約10カ月ぶりの高値水準を推移していた反動から、この日は利食い売りが先行。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が前日午後に発表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、年内の追加利上げ観測が強まっていることも、金利を生まない資産である金相場には圧迫材料となった。FOMC要旨では複数の参加者が「景気が想定通りであれば年内の利上げが適切」との見方を示していたことが判明した。FRBの政策スタンスがこれまで考えられていたほどハト派的ではないことを示唆する内容と受け止められた。年内に少なくともあと1回利上げがあるとの見方が浮上した。

NY白金は4日ぶりに反落。826.30ドル(-7.90)。

*21日のNY原油は、米国の原油在庫の増加が明らかになり、7営業日ぶりに反落した。56.96ドル(-0.20)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した15日までの1週間の米原油在庫は前週比370万バレル増の4億5450万バレルと、2017年10月以来の高水準に達した。増加は5週連続。産油量が過去最高となる一方、製油所稼働率が定期点検の影響で低水準にとどまったことが要因。原油在庫の増加分のうち、受け渡し地点である米オクラホマ州クッシングの増加が340万バレルを占めた。ただ、ガソリン在庫が150万バレル減(市場予想は40万バレル減)、ディスティレート(留出油)在庫も150万バレル減(同170万バレル減)なりと、いずれも取り崩しだったため、安値では買戻しが入った。石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産効果への期待に加え、米国によるベネズエラとイランへの経済制裁がもたらす供給不安が下値を支えたようだ。OPEC加盟国のナイジェリアは20日、1月の国内産油量の増加を受けて減産の用意があることを表明した。

*21日のシカゴトウモロコシは続伸。375.50セント(+4.75)。堅調な小麦物相場に加え、米中貿易協議で貿易戦争を終わらせる合意の概要が出始めた事が好感された。米農務省は21日、2019〜20年度の米国産トウモロコシの作付面積が前年度(8910万エーカー)を上回る9200万エーカーになるとの予測を公表した。事前予想は9150万エーカー。

シカゴ大豆は続伸。911.00セント(+8.50)。米農務省が示した今春の大豆作付面積予測が事前予想を下回ったことが強材料。米農務省は21日、2019〜20年度の米国産大豆の作付面積が8500万エーカーになるとの予測を公表した。前年度の8920万エーカーを下回る。事前予想は8610万エーカー。

*21日のNYダウは、低調な経済指標を嫌気し、4営業日ぶりに反落した。2万5850.63ドル(-103.81)。昨年12月米耐久財受注統計では、設備投資の先行指標となる航空機を除いた非国防資本財受注が、市場予想に反して前月比マイナスとなった。フィラデルフィア連銀製造業景況指数も、前月や市場予想を下回った。低調な指標を嫌気し、売りが優勢となった。米企業の決算発表がほぼ終わり、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨も前日に公開され、材料出尽くし感から利益確定の売りが出やすかったようだ。米中両政府はこの日から2日間、ワシントンで閣僚級貿易協議を実施。貿易摩擦緩和に向け双方が歩み寄ることへの期待から、株価の下値は限られた。ただ、中国が構造改革で大幅譲歩するのは難しいとの見方もあり、市場の想定を上回るような合意内容が出なければ、株価の上昇も限定的と見られている。


【22日の経済指標】
08:30   (日) 1月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  0.3%   
08:30   (日) 1月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.7%
08:30   (日) 1月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く) [前年同月比]  0.3%   
16:00   (独) 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) [前期比]  0.0%   
16:00   (独) 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]  0.6%   
16:00   (独) 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値、季調前) [前年同期比]  0.9%
18:00   (独) 2月 IFO企業景況感指数  99.1   
19:00   (欧) 1月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  1.1%
19:00   (欧) 1月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  1.4% 
24:30   (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 

第200回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/