2月25日(月)
【2月22日の海外相場および市況】
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*週末22日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の進展を見極めようと様子見が広がり、110円台後半で小動きとなった。110円63~73銭。米中両政府は前日に続き、閣僚級貿易協議を開催。当初の予定から2日間延長し、24日まで続ける方針を決めた。また、トランプ大統領はこの日、劉鶴副首相と会談。習近平国家主席との首脳会談を3月開催の方向で調整していることも明らかにした。ただ、交渉がどの程度進展しているかどうかは依然不透明で、協議継続の行方を見極めようとの様子姿勢が強まった。一方、FRBはこの日、半期ごとに連邦議会に提出する金融政策報告書を公表。その中で「昨年7月以降、今後数年先の金利の方向性が低下した」と指摘し、利上げ停止が長期化する可能性に言及した。これを受け、ドルに対して幾分売り圧力がかかった。

トランプ大統領は24日、週末の米中通商協議で「大きな進展」があったとし、中国製品に対する関税の引き上げを延期すると表明した。関税引き上げは3月2日に予定されていた。トランプ大統領と習近平中国国家主席の首脳会談が3月に開催される方向で調整していることが明らかになった。

*週末22日のNY金は上昇。1322.80ドル(+5.00)。米国の低調な経済指標や米中通商摩擦解決への期待を受けてドルが弱含んだほか、世界の経済見通し悪化への懸念が強材料だった。

*白金は南アフリカのストを懸念して上昇。845.90ドル(+19.60)。南アフリカ鉱業会議所は22日、少なくとも鉱業会社15社が来週のスト予告通知を受け取ったと明らかにした。同国大手シバンエ・スティルウオーターの労働者は賃金問題と人員削減に抗議するストを実施しており、これを支援する動きという。鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)は昨年11月半ば以降、シバンエの産金部門でストを続けており、シバンエの白金部門やAMCUの労働者が所属する他のすべての鉱山に拡大することを計画している。ストの可能性があるのは、アングロゴールド・アシャンティ、ハーモニー・ゴールド、アングロ・アメリカン・プラチナム、ロンミンなど。

*週末22日のNY原油は小反発。57.26ドル(+0.30)。昨年11月半ば以来の高値を付けた。米中貿易問題で両国が合意に至るとの期待感が支援材料になったが、過去最高の米産油量が上値を抑えた。米エネルギー情報局(EIA)によると、最新週の米原油在庫は5週連続増加し、2017年10月以来の高水準に達した。また産油量は日量1200万バレルと、過去最高を記録した。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが22日発表した統計によると、同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は前週比4基減の853基。

*週末22日のシカゴトウモロコシは軟化。375.25セント(-0.25)。米中貿易協議をめぐる新たなニュース待ち。トランプ大統領は22日、習近平・中国国家主席と近く会談することを期待していると発言。習主席と詰めの協議を行う意向を示した。市場は、貿易協議進展の一環として、中国が米国産トウモロコシ購入で合意することを期待し、中国の購入が実際に行われたのを確認することも望んでいるという。
シカゴ大豆は反落。910.25セント(-0.75)。世界の市場における輸出競争激化に対する懸念に押された。米農務省が公表した2月22日までの6週間の米国産大豆輸出成約高は691万トンで、予想レンジ(610万~960万トン)の下限近くにとどまった。米国産は、アルゼンチンやウクライナなど主要生産国と輸出販売での競争に直面している。米中貿易摩擦の影響で、中国からの需要も不透明。

*週末22日のNYダウは反発。2万6031.81ドル(+181.18)。昨年11月8日以来約3カ月半ぶりに2万6000ドルの大台を回復して終了した。
トランプ大統領はこの日、貿易協議の決着を図るため、中国の習近平国家主席と3月に会談する方向で調整していると表明。3月1日としてきた交渉期限を延長する可能性も示唆した。市場では両国が貿易摩擦の緩和に向けて歩み寄るとの期待が広がり、一時202ドル高まで値を上げた。またCNBCテレビは、中国が貿易協議で、巨額の対米黒字解消に向けて最大1兆2000億ドル(約133兆円)の米国製品の購入を提案していると報道。輸出が増えるとの思惑から、中国との取引が多い銘柄に買いが入った。一方、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が「貿易協議で幾つかの重要な課題はなお残っている」と発言したため、上値を削った。


【25日の経済指標】
06:45   (NZ) 10-12月期 四半期小売売上高指数 [前期比]  0.0%  ― 
08:50   (日) 1月 企業向けサービス価格指数 [前年同月比]  1.1%  ― 
14:00   (日) 12月 景気先行指数(CI)・改定値  97.9  ― 
14:00   (日) 12月 景気一致指数(CI)・改定値  102.3  ― 
23:00   (墨) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) [前期比]  0.3%
23:00   (墨) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) [前年同期比]  1.8% 
24:00   (米) 12月 卸売在庫 [前月比]  0.3%  0.2% 
24:00   (米) 12月 卸売売上高 [前月比]  -0.6% 

第201回 『おしえて陳さん』 
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