【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は上値が重く、ほぼ横ばいで推移した。1-3月期の南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数は28で市場予想の32より悪化した。また、南アフリカが国際債券市場に3月末までに多額の保険料を支払わなければならないことが嫌気された。国債を発行する際に、デフォルト等に備え、国債の金利に上乗せして、保険料(プレミアム)を支払う必要があるが、南アフリカの場合、先進国に比べてデフォルトの可能性が高いため、国債を発行する場合、プレミアムが追加されるという。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。今週19-20日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きが決定される見込み。会合後のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見では、経済見通しが発表され、利上げを急がない姿勢が表明されるとみられている。ハト派寄りの発言内容になるとの見方が多いものの、欧州中央銀行(ECB)や日銀が改めてハト派的な姿勢を強めていることから、ドルが下落に転じる可能性は低いだろう。そのため、新興国通貨の上昇は難しそうだ。

南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)のナイドゥー副総裁は「南アの債務が増加基調になっていることで、世界的な景気停滞に対処するのも難しくなっていると指摘し、南アの債務をGDP比で40%以下の水準に戻すには10年はかかるとも発言している。ラマポーザ大統領がSARBの国有化について考慮していることなども、海外投資家には不評だ。国営電力会社エスコムが先週末にかけ停電を行い、さらに今週も停電が続く可能性があるようだ。来月にかけて停電し1000MW削減する計画があるという。ムーディーズの格付けが発表される予定だが、格付けへの悪影響が懸念されており、南アランドを買っていく材料に欠ける。今週は20日に2月消費者物価指数(CPI)と小売売上高の発表がある。

【南アフリカ経済指標】
20日水曜日
17:00 2月消費者物価指数前年比前回+4.0%、予想+4.1%
20:00 1月小売売上高前年比前回-1.4%、予想+1.4%

21日木曜日
南アフリカ休場

zar0318

*予想レンジ:7.50円~7.80円


情報提供:㈱ミンカブジインフォノイド
*チャートの著作権は、㈱ミンカブジインフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、㈱ミンカブジインフォノイドは一切の責任を負いません。