5月16日(木)
【5月15日の海外相場および市況】
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*16日のNY外国為替市場では、好調な米企業決算などを背景にドル買いが優勢となり、109円台後半に下落した。109円80〜90銭。米企業の好決算を受けてNYダウが上昇したため、ドル買いが加速した。4月米住宅着工件数が123万5000件と市場予想(120万5000件)を上回り、米景気の先行き不透明感が後退したため、一時109円97銭前後まで上昇した。米長期金利の上昇もドルを押し上げた。

*16日のNY金は、対ユーロでのドル高を受けて反落した。1286.20ドル(-11.60)。4月米住宅着工件数は、前月比5.7%増の123万5000戸、先行指標である住宅着工許可件数は0.6%増の129万6000戸と、いずれも市場予想を上回った。また、11日までの1週間新規失業保険申請は、前週比1万6000件減の21万2000件と、予想を下回る良好な内容だった。米景気の先行き懸念が後退し、NYダウが上昇し、ドルが対ユーロで上昇すると、金には売りが強まった。ただ、トランプ政権は16日、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)との取引を原則禁止する制裁措置を発表したが、対中貿易協議への悪影響が警戒されている。

NY白金は続落。833.60ドル(-14.10)。
パラジウムも安い1324.70ドル(-8.20)。

*16日のNY原油は、中東の地政学的リスクに対する警戒感が強まる中、3日続伸した。62.87ドル(+0.85)。イエメンのイスラム教シーア派武装組織でイランが肩入れするフーシ派が14日にサウジアラビアの東西を結ぶ送油管を無人機で攻撃したことを受け、サウジ主導の連合軍は16日、イエメン首都サヌアにあるフーシ派の武器庫や拠点などを空爆した。また、サウジの石油タンカー2隻が12日に受けた「妨害攻撃」についても、イランや親イラン勢力の関与が疑われているという。さらに、米国とイランの間で軍事的緊張も高まっており、米国務省は15日、イランの隣国イラクの米大使館の緊急対応要員以外に出国を命じた。このため、中東の地政学的リスクが一段と高まり、一時63.48ドルまで上昇した。バグダッドの在イラク米大使館では、イランによる攻撃への懸念から、大使館員に退避指示が出た。北海ブレント原油は上昇。72.62ドル(+0.85)。

*16日のシカゴトウモロコシは4日続伸。379.00セント(+9.50)。悪天候の予報を受けて、米中西部の作付けがさらに遅れる可能性が出た。

シカゴ大豆はトウモロコシに連れ高で続伸。839.75セント(+4.25)。米国産大豆の豊富な在庫によって上値が重かったことや、作付けが遅れるとの見方により、米農家は農地の一部を大豆からトウモロコシに切り替える可能性がある。


*16日のNYダウは、良好な米企業決算を好感し、3日続伸した。2万5862.68ドル(+214.66)。シスコシステムズとウォルマートの2〜4月期(第3四半期)決算が、いずれも増収増益となったことが相場を押し上げた。4月米住宅着工件数が市場予想を上回ったことも好感され、上げ幅は一時300ドルを超えた。中国からの輸入品すべてに追加関税を拡大する「第4弾」の制裁措置が実際に発動されるとしても6月下旬以降となるため、米中貿易戦争の過度な警戒感は後退している。大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開催されるとみられる米中首脳会談で、発動が延期されるとの期待も強いようだ。


【17日の経済指標】
07:45   (NZ) 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比]  0.8%   
13:30   (日) 3月 第三次産業活動指数 [前月比]  -0.6%
18:00   (欧) 3月 建設支出 [前年同月比]  5.2%  
18:00   (欧) 4月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  1.2%  1.2% 
18:00   (欧) 4月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  1.7%  1.7% 
23:00   (米) 4月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.4%  0.2% 
23:00   (米) 5月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  97.2  97.2


第210回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*TOCOM TV 出演
https://youtu.be/LckFpKGtS74

https://tocomsquaretv.com/20190325/