【ドル円相場、今週の予想】
*今週のドル円は、上昇基調を強めそうだ。週明け20日早朝に発表された1-3月期本邦実質国内総生産(GDP)は前期比 +0.5%、年率換算+2.1%となった。この結果を受けて、日経平均株価が上昇し、ドル円は110円30銭台に上昇した。米中貿易協議に関する不透明感は続いているものの、ムニューシン財務長官は近日中に北京を訪問(閣僚級会議)し、6月の20カ国・地域(G20)首脳会議での米中首脳会談で何らかの進展があるとの期待が残っている。

22日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日-5月1日開催分)が注目されよう。前回のFOMC会合では米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の据え置きを決定した。声明ではインフレに関する認識が弱いと市場に受け止められ、利下げ観測からドル売りが優勢となった。その後、パウエルFRB議長はインフレ鈍化を一時的な要因とし、利下げ観測後退でドルは買い戻された。

最近では、トランプ大統領が利上げを牽制し、利下げを口に出しているが、株式市場はこれを好感してNYダウは2万5000ドル台後半から2万6000ドル台で堅調に推移している。米政府は中国・華為技術(ファーウェイ)と同社の関連68社を政府の許可なく米企業から部品などを購入することを禁止する一方で、日欧からの輸入自動車への関税導入の判断に関しては最大で6カ月延期する方針を発表した。株式市場に対する配慮もあって、株価は堅調に推移している。

なお、トランプ大統領は25日から28日にかけて「令和」初の国賓として来日する。儀礼的な側面が強い来日のため、相場的には中立要因だが、首脳会談では日米貿易協定交渉などをめぐり協議も予定されており、同大統領のツイッター投稿で、相場が上下する場面もありそうだ。

<今週の主な経済指標>
22日は米国5月FOMC議事録、24日は米国4月耐久財受注など。

*CFTC建玉5月14日時点:ファンドのドル買い・円売りは6万1580枚(前週比-3万0137枚)と減少した。総取組高は18万0573枚と前週比2万0889枚の減少。


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*予想レンジ:109.50円~111.50円


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