【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は軟調だった。米中通商協議の不透明感から新興国通貨が総じて売られた。米国のイランに対する制裁の強化などを背景に、地政学的リスクが高まったことも嫌気された。ただ、米金利の低下により、南アとの金利差が拡大したことで、下値も限られた。南アの第1四半期失業率は27.6%に上昇し、ラマポーザ大統領が直面する経済問題の深刻さが改めて認識された。

*今週の南アランド円は、保ち合いが続きそうだ。米中の貿易戦争を巡る緊張の高まりで新興国通貨に対する需要が減退していることを背景に、南アランドは対ドルで約1週間ぶりの安値に下落した。市場は、ラマポーザ大統領が指名する閣僚の顔ぶれを確認したいようだ。ラマポーザ大統領は、改革を進めるに、まずは多すぎる閣僚を減らそうとしており、市場もこれを期待している。新閣僚人事などの政治状況が極めて重要で、今後5年間で成長促進策や構造改革が実現できるかが決まるとの指摘もある。

与党アフリカ民族会議(ANC)内に亀裂が生じており、改革に向けた取り組みが阻害される恐れがあるという。ラマポーザ大統領は27日に閣僚人事を発表する見通し。格付け会社ムーディーズは、ラマポーザ大統領の改革が上手く進まないようであれば、格下げの方向になると警告している。
今週は、22日に4月消費者物価指数(CPI)が発表され、23日には南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が政策金利を公表する。政策金利は据え置き(6.75%)の見込み。


【南アフリカ経済指標】
22日水曜日
17:00 4月消費者物価指数前年比前回+4.5% 予想+4.5%

23日木曜日
時間未定:南ア中銀政策金利前回6.75%  予想6.75%


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*予想レンジ:7.50円~7.80円


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