5月27日(月)
【5月24日の海外相場および市況】
ny0524

*週末24日のNY外国為替市場では、米中「貿易戦争」の長期化への懸念の中、低調な米経済指標を受けてドル売り・円買いが優勢となり、109円台前半に下落した。109円25~35銭。米中対立については、6月下旬に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米中首脳会談が行われ、双方が妥結するとの期待感は根強い。しかし、閣僚級協議の再開のめどは依然立っておらず、今週に入ってからも、中国の防犯・監視システム最大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)に対する禁輸措置も検討していると報じられるなど、対立は激化している。この日発表された4月米耐久在受注額は前月比2.1%減と、市場予想の2.0%とほぼ一致したものの、飛行機を除く非国防資本財が0.9%減と予想の0.3%減を大きく下回った。また、5月米製造業担当者景況指数(PMI)とサービス業PMIも共に予想を下回った。

CFTC建玉5月21日時点:ファンドのドル買い・円売りは5万5192枚(前週比-6388枚)と減少した。総取組高は17万0834枚と前週比9739枚の減少。


*週末24日のNY金は、米株価の反発を眺めて売られた半面、ドル安・ユーロ高を受けた買いが入り、下げ幅を縮小した。1283.60ドル(-1.80)。トランプ政権が中国の防犯・監視システム最大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)との取引制限を検討しているとの一部報道を受けて、前日の米株価は急落。しかし、この日は、安値拾いの買いや米国のメモリアルデー(戦没者追悼の日)に伴う3連休を控え調整的な買い戻しも入り株価が反発したため、安全資産である金には売りが強まった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで軟化し、ドル建て金の割高感が薄らいだことから、金相場は安値圏では買い戻しも入り、下値は抑えられた。また、米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値やこの日公表された米耐久財受注がいずれも低調な内容だったことも、金には支援材料となったようだ。加えて、ダラス連銀のカプラン総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁ら4地区連銀トップが前日、米中通商摩擦の激化が経済成長を脅かす恐れがあるとの見解を示したことも、金相場を下支えした可能性がある。米中貿易摩擦と米国の低調な経済指標から、利下げ観測が広がった。また、中東地域での不透明感も安全資産である金の支援要因。トランプ大統領は、主に防衛目的で米兵約1500人を中東に増派する方針を表明した。

CFTC建玉5月21日時点:ファンドの金買い越しは8万8805枚(前週比-3万5731枚)と減少した。総取組高は50万8643枚と前週比9352枚の減少。

白金は3日ぶり反発。802.90ドル(+3.40)。
パラジウムも高い。1325.70ドル(+17.90)。

CFTC建玉5月21日時点:ファンドの白金買い越しは1万5490枚(前週比-1万0260枚)と減少した。総取組高は7万8838枚と前週比3507枚の増加。


*週末24日のNY原油は、前日の大幅続落を受けた安値拾いの買いなどが入り、反発した。58.63ドル(+0.72)。前日の原油相場は、米国内の供給過剰や米中「貿易戦争」の激化に対する懸念を背景に約2カ月半ぶりの安値を付けていたが、この日は安値拾いの買いが入った。欧米株も反発する中、過度なリスク回避姿勢が後退し、株式と並んでリスク資産である原油も買われた。ただ、米国内では産油量の拡大で供給過剰懸念がくすぶっている上、二大経済大国である米中間の貿易戦争が長期化すれば、エネルギー需要が先細りするとの不安も根強く、上値は限定的だった。米国では全国の在庫水準が2017年7月以来の高さにあり、受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫も17年12月以来の高水準となっている。この日発表された1週間の米石油掘削リグ稼働数は3週連続で減少したものの、米エネルギー情報局(EIA)によると、今年10~12月期の国内産油量は依然として日量1300万バレルに達する見込み。

CFTC建玉5月21日時点:ファンドの原油買い越しは47万8398枚(前週比-9410枚)と減少。総取組高208万5029枚と前週比6万8628枚の減少。


*週末24日のシカゴトウモロコシは急反発。404.25セント(+14.50)。昨年5月29日以来約1年ぶりの高値となった。400セントの抵抗線を突破したことで買いが加速した。米中西部の浸水被害やさらなる降雨予報により、作付け中断の懸念が拡大した。

CFTC建玉5月21日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは3245枚(前週比+18万7134枚)と買い越しに転換した。総取組高は174万2099枚と前週比10万5577枚の増加。


シカゴ大豆は反発。829.75セント(+8.25)。悪天候や土壌のぬかるみが米中西部の作付けを遅らせている。降雨はさらに15日間続く見通し。一方、米中貿易協議が進展しないことが相場の重石となっている。

CFTC建玉5月21日時点:ファンドの大豆売り越しは9万9941枚(前週比-2万3454枚)と減少。総取組高は77万1522枚と前週比1万4434枚の増加。


*週末24日のNYダウは、前日の大幅続落を受けた値頃感から買い戻しが入って反発。2万5585.69ドル(+95.22)。トランプ政権による中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を受けてエスカレートする米中間の対立が嫌気されて、ダウは2日間で390ドル近く下落したが、この日は反動から買い戻しが入り、買いが優勢となった。トランプ大統領は23日、中国との貿易協議にファーウェイ問題が「含まれる可能性」があると表明。ハイテク産業をめぐる覇権争いに発展した問題も今後の協議で解決される可能性があるとの見方を示し、過度の警戒感が和らいだ。また、この日は原油相場が反発したことで、エネルギー関連株にも買いが入った。


【27日の経済指標】
未定   (英) 休場 
未定   (米) 休場
12:00   (日) 黒田東彦日銀総裁、発言  N/A  N/A N/A
14:00   (日) 3月 景気先行指数(CI)・改定値  96.3   
14:00   (日) 3月 景気一致指数(CI)・改定値  99.6  


第212回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*TOCOM TV 出演
https://youtu.be/LckFpKGtS74

https://tocomsquaretv.com/20190325/