6月24日(月)
【6月21日の海外相場および市況】
ny0621

*週末21日のNY外国為替市場は、日本政府高官による円高牽制や米イランの軍事的緊張などを背景に売り買いが交錯した後、107円台前半で推移した。107円25~35銭。米利下げ観測の高まりを背景に円高の進行を受け、財務省と金融庁、日銀は21日、金融市場動向に関する意見交換会合を財務省内で臨時開催。会合後、浅川財務官は「為替・金融市場にやや神経質な動きが見られた」と述べた上で、「緊張感を持って注視する」と事実上の口先介入を行ったため、円は売り戻された。ただその後、米無人偵察機がイランに撃墜された問題で、トランプ大統領はイランへの報復攻撃を20日に計画したが開始10分前に撤回したとツイッターで表明。これを受け、リスク回避姿勢が幾分強まったことから、円の売り戻しは抑えられていた。その後は、米中首脳会談を来週に控えて、対中強硬派とされるペンス米副大統領が中国に関する講演を延期したとの報が流れたことから、米中間の貿易交渉妥結への期待が広がり、円売り・ドル買いが進行し、一時107円73銭まで上昇した。しかし、ドルが対ユーロで売られるとドル売りが対円にも波及した。

CFTC建玉6月18日時点:ファンドのドル買い・円売りは1万6565枚(前週比-2万8600枚)と大幅減少した。総取組高は12万3629枚と前週比4万5758枚の減少。


*週末21日のNY金は、米利下げ観測を背景にドル売りが進行したことや中東の地政学的リスクを受けて続伸。1400.10ドル(+3.20)。 米連邦準備制度理事会(FRB)が19日の連邦公開市場委員会(FOMC)でハト派的金融政策の見通しを示したことが引き続き好感され、6年ぶり高値付近を推移した。米軍によるイランへの報復攻撃の可能性や世界の貿易摩擦をめぐる懸念も支援材料だった。トランプ大統領は21日、米無人偵察機を撃墜したイランに対する報復措置として軍事攻撃をいったん承認した後、撤回した。さらに、対ユーロでドル安が進行し、ドル建て金に割安感が生じたことも相場を支えた。ただ、前日夜に1400ドルの心理的な節目を超えたことで高値警戒感も浮上し、高値付近では利益確定の売りも出やすかった。

CFTC建玉6月18日時点:ファンドの金買い越しは20万4323枚(前週比+2万0085枚)と増加した。総取組高は52万5636枚と前週比2万8973枚の増加。


白金はドル安を受けて上昇。811.00ドル(+5.40)。

パラジウムも高い。1499.60ドル(+19.00)。

CFTC建玉6月18日時点:ファンドの白金買い越しは1970枚(前週比-4982枚)と減少した。総取組高は9万0782枚と前週比4411枚の増加。


*週末21日のNY原油は続伸。57.43ドル(+0.36)。約3週間ぶりの高値を更新した。米イラン間の軍事的緊張の高まりが強気要因。米無人偵察機がイランに撃墜された問題で、トランプ大統領は21日、イランへの報復攻撃を20日に計画したが開始10分前に撤回したと明らかにした。具体的な攻撃内容を決めたが、最終的に無人機撃墜への報復として「釣り合いが取れない」と判断したという。イラン側は中東オマーンを通じ、トランプ大統領から「攻撃が差し迫っている」と警告するメッセージを20日深夜から21日未明にかけて受け取っていた。米国によるイランに対する軍事的報復は直前で回避されたものの、両国関係は依然予断を許さない状況で地政学的リスクが高まっており、中東地域の供給に混乱が生じるのではないかとの懸念が高まっている。このほか、協調減産の延長を協議する石油輸出国機構(OPEC)総会などの日程が7月1、2両日で確定したことも引き続き好感されている。一方、21日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は前週比1基増の789基と、3週間ぶりに増加に転じた。北海ブレント原油は、65.20ドル(+0.75)。

CFTC建玉6月18日時点:ファンドの原油買い越しは36万3087枚(前週比+1万1432枚)と増加。総取組高200万3618枚と前週比5万3428枚の減少。


*週末21日のシカゴトウモロコシは反落。442.25セント(-7.75)。利益確定売りが出たほか、降雨で作付けが遅れている米中西部で天候が改善する予報となったことが売り材料視された。米中西部では来週、これまでより乾燥した天候が予想されている。中西部はより温暖な気候となり、トウモロコシと大豆の生育が促進される見通し。

CFTC建玉6月18日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは27万0346枚(前週比+3万0971枚)と増加した。総取組高は184万1025枚と前週比5万0434枚の増加。

シカゴ大豆は反落。902.75セント(-12.75)。降雨で作付けが遅れているが、天候の改善で来週は作付面積が拡大する可能性があるとの見方が広がった。週末を控えて利益を確定する動きも出た。

CFTC建玉6月18日時点:ファンドの大豆売り越しは2734枚(前週比-4万4935枚)と大幅減少。総取組高は77万7993枚と前週比2万0660枚の増加。


*週末21日のNYダウは、中東情勢の緊迫化への懸念から5営業日ぶりに反落した。2万6719.13ドル(-34.04)。米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、19日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で金融緩和の可能性が高まっているとしたパウエルFRB議長の見解を支持。また、FOMCで即時利下げを求めたセントルイス連銀のブラード総裁は、期待インフレの低下と経済成長の減速見通しを踏まえ「0.25%引き下げが最適な行動と判断した」」と説明した。市場は、FRB高官らが利下げの正当性をマーケットに説明したことを好感。米中首脳会談を来週に控え、対中強硬派とされるペンス米副大統領が中国に関する講演を延期したとの報も好材料視され、一時154ドル高まで上昇した。一方、米国の無人偵察機がイランに撃墜された問題で、トランプ大統領は21日、イランへの報復攻撃を20日に計画したが、開始10分前に撤回したとツイッターで表明。ボルトン大統領補佐官やポンペオ国務長官らが攻撃に賛成したが、国防総省高官が中東で米軍を危険にさらすと懸念を示したという。米国とイランの対立が深まり、中東情勢が緊迫化することへの懸念が株価の圧迫要因となった。


【24日の経済指標】
14:00   (日) 4月 景気先行指数(CI)・改定値  95.5   
14:00   (日) 4月 景気一致指数(CI)・改定値  101.9   
17:00   (独) 6月 IFO企業景況感指数  97.9   


第215回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/


*TOCOM TV 出演
https://youtu.be/LckFpKGtS74

https://tocomsquaretv.com/20190325/