8月14日(水)
【8月13日の海外相場および市況】
ny0813

*13日のNY外国為替市場では、米国による対中関税の一部延期の発表を受けてリスク回避姿勢が緩み、106円台後半に急反発した。106円70〜80銭。米通商代表部(USTR)はこの日午前、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると正式に発表。ただ、携帯電話やパソコン(PC)など一部の製品への適用は12月15日まで延期するとし、関税拡大に反発する中国に一定の歩み寄りを示した。市場では、トランプ政権が米国の消費者、ひいては景気に配慮する姿勢を示したと評価した。また、貿易摩擦の溝を埋めるため、両国が電話協議を継続する方針も明らかになった。市場には安堵感が広がり、リスク回避から買い進まれていた円は大きく売り戻された。ただ、米中貿易交渉の行方は依然として見通せないほか、逃亡犯条例改正案に抗議する香港のデモ拡大、アルゼンチンの政局不安を背景とした通貨ペソ安など、依然として安全資産である円の需要は強く、106円台半ばから後半のレンジで小動きとなった。

*13日のNY金は、米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむ中で手じまい売りが台頭し、小反落した。1514.10ドル(-3.10)。米中貿易摩擦の激化に伴う世界経済の減速懸念のほか、逃亡犯条例改正案に抗議する香港のデモ拡大、アルゼンチンの政局不安を背景とした通貨急落などのリスク要因を背景に、「質への逃避」から金が買われ、一時1546.10ドルまで上昇した。しかし、米通商代表部(USTR)が、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると正式に発表した上で、携帯電話やパソコン(PC)など一部の製品への適用は12月15日まで延期する方針を表明し、2週間以内に再度電話協議を行う予定が明らかにされると、一転して金は急落し、一時1488.90ドルの安値を付けた。ただ、両国対立の構図に変化はないとの見方が広がるにつれ、その後は徐々に下げ幅を縮小し、1500ドルの節目を回復して引けた。

NY白金は4日続落。859.70ドル(-4.00)。
パラジウムは4日続伸。1451.50ドル(+20.70)。

*13日のNY原油は、米中貿易摩擦激化に対する懸念が和らぐ中で買い進まれ、大幅続伸した。57.10ドル(+2.17)。

米通商代表部(USTR)は13日、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると発表した。現在対象外となっている3000億ドル(約32兆円)相当に10%を上乗せする予定だったが、スマートフォンや衣類など一部製品への適用は12月15日まで延期する。これを受けてリスク姿勢が後退し、NYダウが大幅高となり、株式と並んでリスク資産とされる原油にも買いが入った。また、9日までの1週間で米原油在庫が280万バレル減少したとの予想も需給引き締まり観測を強め、原油買いを後押ししたようだ。北海ブレント原油は、61.30ドル(+2.73)。

*13日のシカゴトウモロコシは続落。376.50セント(-16.25)。米農務省が12日発表した収穫高予想の引き上げを受け、追随売りが出た。

シカゴ大豆は反発。889.00セント(+9.75)。トランプ政権が中国からの輸入品に課税する10%の追加関税措置について、一部製品への適用を延期するとの発表が好感された。

*13日のNYダウは、対中制裁関税の一部適用の延期発表を好感し、大幅反発した。2万6279.91ドル(+372.54)。米通商代表部(USTR)は13日午前、9月1日に発動予定の中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を拡大する制裁措置「第4弾」について、スマートフォンなど一部製品への適用を12月15日まで延期すると発表。米中貿易摩擦の激化への懸念が和らぎ、ダウは一時520ドル近く上昇した。iPhone(アイフォーン)の最終組み立てを中国で行うアップル株は急伸。適用延期対象はスマホのほか、ノートパソコン(PC)やビデオゲーム機、おもちゃ類、衣類、靴なども含まれることから、家電量販最大手ベストバイや玩具大手マテル、スポーツ用品大手ナイキなどにも買いが広がった。一方、中国国営新華社通信によると、中国の劉鶴副首相は13日の電話協議でライトハイザーUSTR代表らに対し、制裁関税の拡大を厳重に抗議。月内に再度電話協議を行うことで一致した。


【14日の経済指標】
未定   (トルコ) 休場
08:50   (日) 6月 機械受注 [前年同月比]  -3.7% 
09:30   (豪) 8月 ウエストパック消費者信頼感指数  96.5  
11:00   (中) 7月 小売売上高 [前年同月比]  9.8%   
11:00   (中) 7月 鉱工業生産 [前年同月比]  6.3%  
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  0.7%   
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値、季調前) [前年同期比]  0.6% 
17:30   (英) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.0%  
17:30   (英) 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.8% 
17:30   (英) 7月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  2.9%  ― 
17:30   (英) 7月 卸売物価指数(コアPPI) [前年同月比]  1.7%    
18:00   (欧) 6月 鉱工業生産 [前年同月比]  -0.5% 
18:00   (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]  1.1% 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 
20:00   (南ア) 6月 小売売上高 [前年同月比]  2.2%   
21:30   (米) 7月 輸入物価指数 [前月比]  -0.9%   
21:30   (米) 7月 輸出物価指数 [前月比]  -0.7% 
 

第222回
おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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