8月23日(金)
【8月22日の海外相場および市況】
ny0823

*22日のNY外国為替市場では、米製造業の景気指標の悪化を受け、106円台半ばに下落した。106円39〜49銭。8月米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は49.9と、2009年9月以来約10年ぶりに好不況の分かれ目となる50を下回った。米景気後退への懸念から円買い・ドル売りが優勢となり、一時106円32銭まで下落した。ただ、その直後に米フィラデルフィア連邦準備銀行のハーカー総裁が、「われわれは概ね中立金利の水準にいる。もう少しそこにとどまり、事態がどう推移するのか見極めるべきだ」と、追加利下げに否定的な考えを示し、ドルに買い戻しが入った。その後は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、様子見姿勢が強まり、小動きでの推移となった。

*22日のNY金は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による翌日の講演に注目が集まる中、下落した。1508.50ドル(-7.20)。
利食い売りやポジション調整の売りなどに押された。カンザスシティー連銀のジョージ総裁が、テレビのインタビューで「経済の見通しが一段と悪化しない限り、金融緩和するときではない」と述べ、追加利下げに否定的な考えを表明し、金利を生まない資産である金相場の重石となった。ただ、ワイオミング州ジャクソンホールでのパウエル議長講演を23日に控え、終日、小幅な値動きにとどまった。米中貿易摩擦の激化や景気後退の前兆とされる長短金利の逆転現象(逆イールド)の発生といった前回の連邦公開市場委員会(FOMC)後の展開を踏まえ、大幅な追加利下げへの示唆があれば、金相場には支援材料となる見通し。

NY白金は続伸。861.90ドル(+3.80)。
パラジウムも高い。1485.20ドル(+19.70)。


*22日のNY原油は、エネルギー需要動向を左右する米金融政策の先行きに対する不透明感から続落した。55.35ドル(-0.33)。米ワイオミング州ジャクソンホールではこの日から3日間の日程で経済シンポジウムが始まり、市場は翌23日に予定されるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目している。前日公開された7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、参加者らが利下げ局面入りに否定的な見解を示していたことが明らかになったが、トランプ大統領や市場からは追加利下げ期待が高まっている。不安定なNYダウを背景に、この日は議長の講演待ちでポジション調整が主体となった。ただ、調査会社ジェンスケープが発表した16〜20日の米オクラホマ州クッシング(WTI受け渡し拠点)の原油在庫が、約150万バレル減少したことが相場を下支えした。北海ブレント原油は、59.92ドル(-0.38)。


*22日のシカゴトウモロコシは続伸。371.00セント(+0.75)。米中西部での平年より低い気温予想を受け、遅れて作付けされた作物の生育が鈍化し、生産高が減少するのではないかとの観測が強材料。トランプ大統領がトウモロコシを原料としたエタノールを含むバイオ燃料の需要を拡大する政策を協議するため関係閣僚らと会合を開くと報じられたことも相場を支援した。ただ、米農業調査会社プロファーマーが米中西部で実施したクロップツアー(実地調査)最終日の報告で、アイオワ州とミネソタ州の一部でトウモロコシと大豆の生産予測が改善したことが上値を抑えた。

シカゴ大豆は反落。868.75セント(-4.25)。米農業調査会社プロファーマーが米中西部で実施したクロップツアー(実地調査)最終日の報告で、生産予測が改善したことを受け、押し下げられた。同報告では、アイオワ州とミネソタ州の一部地域で、トウモロコシと大豆の生産予測が改善した。一方、米中西部での平年を下回る気温予想を背景に、遅れて作付けされた作物の生育不良による生産高の減少観測が下値を支えた。


*22日のNYダウは、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を翌日に控えて様子見姿勢が強い中、小幅続伸した。2万6252.24ドル(+49.51)。パウエルFRB議長は23日、ワイオミング州ジャクソンホールで「金融政策の課題」をテーマに講演する。約10年半ぶりの利下げに踏み切った7月末の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、議長は「利下げ局面の始まりではない」と説明。しかし、その直後にトランプ大統領が中国への制裁関税「第4弾」の発動を表明したことで先行き不透明感が増しており、市場では議長が講演で追加利下げを示唆するかどうかに注目が集まっている。百貨店大手ノードストロムが前日夕方に発表した5〜7月期決算は1株当たり利益が市場予想を上回った。ターゲットやロウズなどの小売り大手も良好な決算で、消費の堅調さを背景にNYダウが買われた。


【23日の経済指標】
07:45   (NZ) 4-6月期 四半期小売売上高指数 [前期比]  0.7%   
08:30   (日) 7月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  0.7%   
08:30   (日) 7月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.6
08:30   (日) 7月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く) [前年同月比]  0.5% 
22:00   (墨) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) [前期比]  0.1%   
22:00   (墨) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) [前年同期比]  -0.7% 
23:00   (米) 7月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]  64.6万件  63.9万件 


第222回
おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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