8月28日(水)
【8月27日の海外相場および市況】
ny0827

*27日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の進展期待が後退して円買い・ドル売りが優勢となり、ドル円は105円台後半に下落した。105円70〜80銭。トランプ大統領は26日、中国政府から貿易協議再開の申し入れがあったとした上で「中国は合意を強く望んでいる」と発言した。ただ、中国外務省の報道局長は電話をかけたことを確認していないと報道。貿易協議に対する期待がしぼむ中、ドルを売る動きが優勢となった。NYダウがマイナス圏に沈むと105円台後半で推移した。


*27日のNY金は、米中貿易協議の再開期待がしぼむ中、買い戻しが入り反発した。1551.80ドル(+14.60)。2013年4月11日(1564.90ドル)以来、約6年4カ月ぶりの高値水準。トランプ大統領が前日、中国政府から貿易協議再開の申し入れがあったと発言したことについて、中国外務省の報道局長が電話をかけたか確認していないと述べたと報じられたため、米中通商協議への不透明感が広がった。また、ドイツ連邦統計局が27日発表した2019年4〜6月期の実質GDP(国内総生産)が3四半期ぶりのマイナス成長になったことも安全資産である金の買い要因となった。さらに、S&Pケース・シラー住宅価格指数の伸び率は約7年ぶりの低水準で、コンファレンス・ボードがまとめた8月米消費者景気信頼感指数と期待指数もそれぞれ前月から低下し、国内外の景気減速リスクが改めて意識され、金を押し上げた。

NY白金は続伸。868.20ドル(+10.40)。
パラジウムも高い。1478.30ドル(+6.00)。


*27日のNY原油は、米中貿易摩擦をめぐる過度の懸念後退や米原油在庫の減少期待を背景に5営業日ぶりに反発した。54.93ドル(+1.29)。トランプ大統領は26日、中国政府から貿易協議の再開を申し入れがあったとし、「中国は合意を強く望んでいる」と協議進展への期待を表明。これを受けて、米中の報復合戦激化への懸念がひとまず後退した。貿易摩擦の長期化がエネルギー需要に影響するとの警戒感が和らぐ中、最近の下落を受けた値頃感からの買い戻しの動きも加わり、買いが先行した。ロイター通信の調査によると、23日までの1週間の米原油在庫は前週比210万バレルの減少となったもよう。ガソリン在庫は40万バレル減、ディスティレート(留出油)在庫は90万バレル増と見込まれたことも原油相場を押し上げた。ただ、この日中国外務省は、米国との電話を承知していないと説明したことで、両国の貿易問題をめぐる不安が再浮上し、相場の上値を抑えた。


*27日のシカゴトウモロコシは反落。366.25セント(-2.00)。大豆相場安になびいたほか、作柄の改善が相場を圧迫した。米農務省は26日、米国産のトウモロコシと大豆の作柄について、「良」と「優」の占める割合が改善したと発表した。

シカゴ大豆は反落。859.25セント(-8.00)。大豆の作柄が改善したほか、米中貿易協議に関する続報がなかったことが嫌気された。米農務省が26日発表したクロップ・プログレスによると、米大豆の作柄状況は「良」と「優」が占める割合が前週から2ポイント上昇して55%となり、予想の54%を上回った。


*27日のNYダウは、米中貿易協議再開への期待が後退する中、反落した。2万5777.90ドル(-120.93)。トランプ大統領は26日、訪問先のフランスで、中国政府から貿易協議再開の申し入れがあったと明らかにした上で、「中国は合意を強く望んでいる」と発言。協議再開を期待した買いが入り、一時155ドル高まで買われた。しかし、中国外務省の耿爽副報道局長は前日に続き、米国との電話でのやりとりを確認していないと説明。また、中国共産党機関誌・人民日報系の環球時報の胡錫進編集長が、内需拡大に力を入れる中国から米国が貿易面で譲歩を引き出すのは難しいとツイッターに書き込んだ。市場では協議再開への期待がしぼみ、ダウは一転してマイナス圏に沈んだ。さらに、米債券市場では長期金利の指標となる10年物米国債利回りが低下。2年債利回りとの「長短金利逆転(逆イールド)」が一段と進んだため、景気の先行きへの警戒感が高まった。


【28日の経済指標】
15:00   (独) 9月 GFK消費者信頼感調査  9.7   
17:00   (欧) 7月 マネーサプライM3 [前年同月比]  4.5%   
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 


第222回
おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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