【東京金は6000円トライの可能性】
*米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測の高まりに加え、米中貿易戦争の長期化懸念、不安定な株式相場といったリスク要因を受けて、NY金は1500~1550ドルのレンジから1550~1600ドルのレンジに浮上した可能性が高い。

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*CFTC建玉6月中旬以降にファンドの買い越しが20万枚を超え、8月には29万9993枚まで拡大した。過去最大の買い越し枚数が31万枚であることを考えると、内部要因的には警戒を要するが、世界経済に「不安」、「不透明」、「不確実性」が蔓延していることから、押し目買いが継続すると考えていいだろう。仮に、調整場面に入った場合、押し目の目安は1470~1500ドルのゾーンになると予想する。


*東京金は、上場来の最高値を更新しているため、次の高値の目安となる価格が存在しない。心理的な節目は5500円、6000円となろう。

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*テクニカル的にも、保ち合い幅のレンジを倍返しすると6000円がターゲットになる可能性が高い。


*「安全資産」需要を背景に、金ETFの増加基調が鮮明になってきた。
 8月27日に昨年の最大量を超え、9月4日時点は895.90トンまで増加して年初来の最大量を更新した。このペースを維持するなら、年内にも1000トンの大台を突破しそうだ。


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