9月17日(火)
【9月16日の海外相場および市況】
ny0916

*週明け16日のNY外国為替市場のドル円相場は、日米の金融政策決定会合を控えて様子見が広がる中、108円台前半で小動きとなった。108円10〜20銭。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は14日、国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設が無人機攻撃を受け、生産が一時的に停止したことを明らかにした。

昨日16日は、原油供給への懸念からリスクオフが強まり、アジア時間の早朝に107円台半ばに急落。その後は徐々に下げ渋り、前日の米国時間に108円台前半を回復した。17〜18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が、18〜19日には日銀金融政策決定会合が開かれる。欧州中央銀行(ECB)が利下げを決定し、米国の利下げも確実視される中、日銀の対応を見極めたいとの思惑が広がり、次第にドルは買い戻された。

*週明け16日のNY金は、中東情勢の緊迫化を背景に買われ、反発した。1511.50ドル(+12.00)。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は14日、東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設が無人機攻撃を受け、攻撃された2カ所での石油生産が一時的に停止したことを明らかにした。これを受けて、「質への逃避」買いが金に集まった。一方で、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行し、ドル建て金は割高感から上値が抑えられた。14日、2カ所のサウジ石油関連施設が無人機に攻撃されたことを受け、石油価格が急騰。金融市場では株価が幅広く下落した。イエメンの反政府武装組織フーシ派が犯行を主張したが、米政府高官はイランの関与を示唆した。

NY白金は続落。939.20ドル(-13.00)。
パラジウムも安い。1592.20ドル(-8.70)。

*週明け16日のNY原油は、サウジアラビアの石油施設への攻撃で供給懸念が強まり、急騰した。62.90ドル(+8.05)。5月21日以来約4カ月ぶりの高値を付けた。サウジの国営石油会社サウジアラムコは14日、石油関連施設が無人機による攻撃を受け、8月の同国産油量の6割に当たる日量570万バレルの生産が停止したと発表した。関係者からは、通常の産油量に回復するまでに数カ月かかるかもしれないと伝えられた。原油主要輸出国であるサウジからの供給に懸念が広がる中、原油相場は急騰し、一時63.38ドルまで買われた。トランプ大統領は15日に「必要に応じて戦略石油備蓄を放出することを承認した」とツイッターに投稿。原油は一時的に売り戻される場面もあった。ただ、イエメン内戦に軍事介入するサウジ主導の連合軍報道官が16日、攻撃に使われた武器がイラン製だったとする予備調査を明らかにしたことを受けて、中東の地政学的リスクへの警戒感が一段と高まり、再び上げ幅を拡大した。

北海ブレント原油は、69.02ドル(+8.80)。15日の時間外取引で約20%高まで上昇し、ブレントの上昇率はペルシャ湾岸危機(1990〜91年)以来の大きさとなった。ただ、さまざまな国が石油備蓄の放出を表明すると、上げ幅は縮小した。トランプ大統領が戦略石油備蓄の放出を承認したことは、相場上昇の抑制要因になった。

*週明け16日のシカゴトウモロコシは続伸。374.00セント(+5.25)。原油相場の高騰を映し、2週間ぶり高値を付けた。農産物はエタノールやバイオディーゼル燃料に使用されるため、農産物の先物相場と原油相場は関連している。市場予想によると、16日に発表される米農務省のクロップ・プログレスの米トウモロコシの作柄は「良」か「優」が54%で、前週から1%低下する見込み。


シカゴ大豆は続伸。900.00セント(+1.25)。原油相場の高騰を映し、一時7月以来の高値を付けた。一時、7月30日以来の高値となる904.75セントまで上昇した。農作物はエタノールやバイオディーゼル燃料に使用されるため、農産物相場と原油相場は関連している。米農務省は16日、中国向けの米大豆25万6000トンが成約されたと発表した。中国向け販売が確認されたのは2営業日連続。


*週明け16日のNYダウは、サウジアラビアの石油施設への攻撃で緊迫する中東情勢を警戒し、9営業日ぶりに反落した。2万7076.82ドル(-142.70)。国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設が14日、無人機の攻撃を受け、同国の産油量のおよそ半分に当たる日量570万バレルの生産が停止。国際石油市場では供給不安から原油価格が急騰した。米中の通商摩擦激化で減速している世界経済の成長を原油高が一段と押し下げるとの懸念から、世界的に投資家のリスク回避姿勢が強まり、ダウも一時190ドル近く下落した。今週最大のイベントである17、18両日の連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが確実視されている。しかし、原油高で物価が上昇すれば、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを続けづらくなるとの思惑も広がった。


【17日の経済指標】
未定   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
10:30   (豪) 4-6月期 四半期住宅価格指数 [前期比]  -3.0%   
10:30   (豪) 4-6月期 四半期住宅価格指数 [前年同期比]  -7.4%   
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表 
18:00   (独) 9月 ZEW景況感調査(期待指数)  -44.1  -36.0 
18:00   (欧) 9月 ZEW景況感調査  -43.6  
22:15   (米) 8月 鉱工業生産 [前月比]  -0.2%  0.2% 
22:15   (米) 8月 設備稼働率  77.5%  77.6% 
23:00   (米) 9月 NAHB住宅市場指数  66  66 
29:00   (米) 7月 対米証券投資  17億ドル

第225回
『おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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