11月14日(木)
【11月13日の海外相場および市況】
*13日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の進展をめぐる不透明感を背景に安全資産である円を買う動きが優勢となり、108円台後半で堅調に推移した。108円76〜86銭。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、議会証言で「現在の金融政策が適切である公算が大きい」と語り、金融緩和の打ち止めを示唆した。ドルは反発したが、トランプ大統領の講演では、米中による貿易協議「第1段階」合意の署名は近いとの見通しを示しながらも、具体的な時期や内容に一切言及せず、貿易協議の進展に懐疑的な見方が再浮上した。さらに、ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は13日、中国が米農産品購入に関する数値目標を成果文書に盛り込むことになお抵抗していると報じた。リスクオフの流れから円買いが優勢となり、一時108円66銭まで下落した。

*13日のNY金は、米中貿易合意をめぐる不透明感を背景に買い戻しが入り、5営業日ぶりに反発した。1463.30ドル(+9.50)。トランプ大統領はこの日の講演で、米中貿易協議「第1段階」の合意文書の署名は「近いうちに実現する」と言明。しかし、署名の場となる首脳会談の開催時期や場所について具体的な言及を避けたほか、合意できなかった場合には追加関税を発動するとの強硬姿勢を明らかにした。また13日には、米下院がトランプ氏のウクライナ疑惑をめぐる初の公聴会を開催。弾劾訴追に向けた動きに加え、香港で激化する抗議活動なども安全資産とされる金買いを後押しした。ただ、NYダウが史上最高値圏を維持する中、上値を追う勢いは抑えられた。

NY白金は5日ぶりに反発。874.80ドル(+4.90)
パラジウムは続伸。1675.10ドル(+5.00)。

*13日のNY原油は、米景気の先行きに対する過度の懸念が後退する中で買われ、反発した。57.12ドル(+0.32)。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は13日、議会上下両院合同経済委員会で証言した。議長は米経済について、低失業率や堅調な家計支出を挙げ「基本的な見通しは引き続き良好だ」と述べた。これを受けて、原油買いが強まった。また、ロイター通信によると、石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長は世界経済のファンダメンタルズは引き続き堅調だと指摘するとともに、2020年の米シェールオイル生産の伸びがこれまでの想定を大きく下回る可能性があるとの見方を示した。北海ブレント原油は、62.37ドル(+0.31)

*13日のシカゴトウモロコシは反落。375.25セント(-2.50)。米農務省が12日発表したクロップ・プログレス(10日現在)によると、トウモロコシの収穫率は66%となり、過去5年平均(85%)や予想(68%)を下回った。

シカゴ大豆は下落。915.25セント(-1.75)。=米中の貿易をめぐる合意への期待が後退した。ウォール・ストリート・ジャーナルが、米中貿易交渉が農産物購入に関して「暗礁に乗り上げた」と報じた。

*13日のNYダウは、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言などを手掛かりに上昇した。2万7783.59ドル(+92.10)。パウエルFRB議長は議会上下両院合同経済委員会での証言で、「現在の金融政策が適切である公算が大きい」と述べ、利下げを当面休止する意向を示した。同時に、経済状況が変化した場合にはこうした対応を見直すとも発言した。NYダウが、議会証言を好感してプラス圏に浮上した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、米中両国が署名を目指す貿易協議の「第1段階」の合意をめぐり、中国が米農産品購入に関する数値目標を成果文書に盛り込むことに抵抗していると報道した。


【14日の経済指標】
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況
08:50   (日) 7-9月期 四半期実質国GDP速報値 [年率換算]  1.3%  0.9% 
09:30   (豪) 10月 新規雇用者数  1.47万人   
09:30   (豪) 10月 失業率  5.2%   
11:00   (中) 10月 小売売上高 [前年同月比]  7.8%  7.8% 
11:00   (中) 10月 鉱工業生産 [前年同月比]  5.8%  5.4% 
16:00   (トルコ) 9月 鉱工業生産 [前月比]  -2.8%  
16:00   (独) 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  0.4%   
16:00   (独) 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値、季調前) [前年同期比]  0.0%
18:30   (英) 10月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]  3.0%
18:30   (英) 10月 小売売上高 [前年同月比]  3.1% 
19:00   (欧) 7-9月期 四半期域内GDP改定値  [前期比]  0.2%  0.2% 
19:00   (欧) 7-9月期 四半期域内GDP改定値  [前年同期比]  1.1%  1.1%
22:30   (米) 10月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  1.4%  0.9% 
22:30   (米) 10月 卸売物価指数(PPIコア指数) [前年同月比]  2.0%   
22:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数
28:00   (墨) メキシコ中銀、政策金利  7.75%  7.50% 

第231回
『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/