11月22日(金)
【11月21日の海外相場および市況】
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*21日のNY外国為替市場では、米中貿易協議をめぐる好悪材料が交錯する中、108円台半ばで小動きとなった。108円57〜67銭。米議会では前日、香港の自治と人権の擁護を目的とする法案が通過し、トランプ大統領が署名する可能性も報じられており、法案が成立すれば中国は報復すると牽制した。一方、米中協議をめぐる前向きな報道も続いた。サウスチャイナ・モーニング・ポストはこの日、米中両国が制裁・報復関税の発動を予定する12月15日までに協議が決着しない場合でも、発動が延期される可能性があると報じた。ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が米感謝祭(28日)の前に北京での閣僚級協議開催を希望していると報道。ブルームバーグ通信は、中国の劉鶴副首相が、協議の「第1段階」の合意がまとまることを「慎重ながらも楽観している」と述べたと伝えた。

*21日のNY金は、米中貿易協議をめぐる報道が交錯する中、ドル高などが重石となり続落した。1463.60ドル(-10.50)。21日、米中貿易協議「第1段階」合意の実現に向けて、中国が閣僚級協議の北京開催を米国に打診したと報道された。一方、香港紙は同日、米中両国が制裁・報復関税の発動を予定している12月15日までに合意実現の協議が決着しない場合でも、関税の実施は延期される可能性があると報じた。貿易協議の行方に楽観的な見方が強まり安全資産である金は軟調に推移した。外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行したこともドル建て金を下押しした。

NY白金は7日ぶりに反落。917.50ドル(-2.50)。
パラジウムも安い。1731.90ドル(-9.90)。

*21日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産延長への期待から上昇した。58.58ドル(+1.57)。前日、ロシアのプーチン大統領が、同国とOPECは石油市場の均衡維持という「共通の目標」を持っていると語った。さらにこの日、ロイター通信は、OPEC加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が、12月上旬の会合で、現行の協調減産措置を2020年半ばまで延長する公算が大きいと報道した。エネルギー需要動向を左右する米中通商摩擦問題も引き続き注目された。この日は、中国が閣僚級協議の北京開催を米国に打診したと米紙が報道。また、香港紙は双方が制裁・報復関税の発動を予定している12月15日までに交渉がまとまらなかった場合でも、関税実施が延期される可能性があると伝えた。一方、米議会による香港の人権法案可決で両国間の緊張は高まっており、貿易協議への影響が懸念されている。北海ブレント原油は、63.97ドル(+1.57)。

*21日のシカゴトウモロコシは反発。368.50セント(+1.75)。前日に2カ月ぶり安値を付けたことを受けて買い戻しが優勢となった。米国産トウモロコシの需要改善の兆候も相場を下支えた。米農務省は14日までの週の、2019〜20年度の米国産トウモロコシ輸出成約高が78万8000トンだったと発表。事前予想並みの水準で、その前の週までの4週間平均に比べ49%多かった。

シカゴ大豆は続落。901.00セント(-4.00)。一時は約2カ月ぶりの安値に沈んだ。米中貿易協議をめぐる不透明感と、南米の作物天候の改善が再び注目された。ロイター通信は20日、貿易専門家や米ホワイトハウスに近い筋の話として、米中貿易協議「第1段階の合意」が来年にずれ込む可能性があると報じた。一方で中国商務省は21日、米中双方の主要な懸念事項を解決するために米国と協力する意思があると表明した。

*21日のNYダウは、米中貿易協議の先行き不透明感から様子見姿勢が強まり、3日続落した。2万7766.29ドル(-54.80)。ロイター通信は20日、米政権関係者の話として米中貿易協議「第1段階」の合意署名が来年にずれ込む可能性があると報じた。さらに同日、米議会で香港の自治と人権の擁護を求める「香港人権・民主主義法案」が通過し、トランプ大統領は法案に署名する見通しとも伝わり、貿易協議の進展期待が後退し、ダウは一時110ドル超下落した。ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は21日、「第1段階」合意の実現に向け、中国が閣僚級協議の北京開催を米国に打診したと報道。さらに香港紙がトランプ政権に近い関係者の見方として、12月15日まで協議が決着しない場合でも、対中制裁関税「第4弾」の発動が延期される可能性があると報じたこともあり、ダウは下げ幅を縮めた。


【22日の経済指標】
08:30   (日) 10月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  0.2%  0.4% 
08:30   (日) 10月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.3%  0.5% 
08:30   (日) 10月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く) [前年同月比]  0.5%
16:00   (独) 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]  0.5%   
16:00   (独) 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値、季調前) [前年同期比]  1.0% 
17:00   (欧) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言 
17:30   (独) 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  42.1  42.7 
17:30   (独) 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  51.6  51.8 
18:00   (欧) 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  45.9  46.4 
18:00   (欧) 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  52.2  52.5
23:45   (米) 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  51.3  51.5 
23:45   (米) 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  51.0  51.2 
23:45   (米) 11月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)  50.9   
24:00   (米) 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値  95.7  95.9

第231回
『おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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