2月10日(月)
【2月7日の海外相場および市況】
ny0207

*週末7日のNY外国為替市場では、米雇用統計の強弱まちまちの内容や拡大する新型肺炎による経済的な悪影響への懸念などを背景に円買いが優勢となり、ドル円は109円台後半に軟化した。109円71~81銭。1月米雇用統計では、失業率は0.1ポイント上昇したものの、なおも3.6%と歴史的な低水準を維持。景気動向を示す非農業部門就業者数は前月から22万5000人増加と、好調の目安とされる20万人を2カ月ぶりに超えた。ただ、小売業での雇用の落ち込みを受けて個人消費の持続力が一部で不安視された。このためは円買い・ドル売りが進み一時は109円53銭まで下落した。市場では、中国での新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が中国経済に打撃を与えるとの警戒感が再燃し、安全資産である円買いが継続した。米連邦準備制度理事会(FRB)が議会に提出する金融政策報告書で「新型肺炎は景気見通しで新たなリスク」と指摘し、利下げへの思惑から米長期金利が低下したこともドル円を圧迫した。
*週末7日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大懸念などを背景に買われ、3日続伸した。1573.40ドル(+3.40)。1月米雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門就業者数は22万5000人増加し、伸びは前月(14万7000人=改定)および市場予想(16万人)を上回った。これを受け、安全資産とされる金塊には売
り圧力がかかり、一時1563.50ドルまで下落。しかし、小売りの雇用減少が個人消費の縮小懸念を招いたほか、新型肺炎の世界的な広がりに対する警戒感も強く、相場はその後プラス圏に切り返した。外国為替市場のドル高・ユーロ安基調はドル建て金を割高にした半面、世界的に株価が軟調となったことで金への資金流入が増した。新型肺炎による死者数は900人を超えており、リスク選好意欲を圧迫している。
NY白金は小反発。969.20ドル(+1.80)。
パラジウムは3日続落。2210.20ドル(-27.00)。
ロシア政府は、同国の非鉄大手ノリリスク・ニッケル(ノルニッケル)が北極圏でパラジウム鉱床の開発を行っている「アークティック・パラジウム・プロジェクト」に対し、政府系ファンドから10億ドルの融資実行を検討している。
*週末7日のNY原油は、協調減産拡大に対する期待が後退する中、対ユーロでのドル上昇などを背景に売られ、反落した。50.32ドル(-0.63)。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成されるOPECプラスは、4日から3日間、合同専門委員会(JTC)を開催。中国で流行する新型コロナウイルスがエネルギー需要に及ぼす影響に対応するため、暫定的に減産幅を日量60万バレル拡大することを勧告した。ただ、ロシアのノバク・エネルギー相は、ロシアが他の主要産油国が求める減産を確約するには時間が必要とし、減産拡大に対する見解を来週明らかにすると述べ、即座の支持を避けた。これを受けて、協調減産拡大への期待がしぼみ、原油が売られた。また、外国為替市場では、対ユーロでドル高が進行し、ドル建て原油は割高感から売られた。さらに、前日に史上最高値を更新したNYダウもこの日は急落。新型コロナウイルス感染に終息の兆しが見えない中で、株式と並ぶリスク資産である原油にも売りが広がった。新型肺炎による死者数は900人を超えており、経済活動の縮小や停滞が懸念されている。北海ブレント原油は、54.47ドル(-0.46)。
*週末7日のシカゴトウモロコシは反発。383.50セント(+4.25)。クドロー国家経済会議(NEC)委員長は、中国の習近平国家主席がトランプ米大統領との電話会談で、米中貿易協議「第1段階合意」に基づく米国産品の購入について、新型コロナウイルスによる肺炎で購入に遅れが出ているにもかかわらず、目標を達成すると伝えたことを明らかにした。
シカゴ大豆は続伸。882.00セント(+1.00)。トウモロコシと小麦相場高に追随した。ブラジル通貨レアルが過去最安値を記録したことを受け、同国の農家はドル建てで取引される大豆を売りに出した。

*週末7日のNYダウは、新型肺炎の感染拡大への警戒感が続く中で利益確定の売りが膨らみ、5営業日ぶりに反落した。2万9102.51ドル(-2777.26)。前日までの4日間で1123ドル余り上昇し、史上最高値を約3週間ぶりに更新していたが、この日は利益確定の売りが先行。中国で発生した新型コロナウイルスによる死者や感染者が増え続ける中、週末リスクを回避したいとの思惑もあり、下げ幅は一時320ドルを超えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が半期ごとに連邦議会に提出する金融政策報告書を公表し、新型肺炎は「景気見通しへの新たなリスク」と指摘したことも市場心理を冷やしたようだ。建機大手キャタピラーや化学大手ダウなど、中国との取引が多い銘柄の下げが目立った。1月米雇用統計は、景気動向を示す非農業部門就業者数が前月比22万5000人増となり、市場予想の16万人を上回った。

【10日の経済指標】
08:50 (日) 12月 国際収支・経常収支(季調済) 1兆7949億円 1兆6603億円
08:50 (日) 12月 国際収支・貿易収支 -25億円 280億円
10:30 (中) 1月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 4.5% 4.9%
10:30 (中) 1月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比] -0.5% 0.1%
14:00 (日) 1月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 39.8
14:00 (日) 1月 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI 45.4
16:00 (トルコ) 11月 失業率 13.4%

第239回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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*マーケットスクランブル出演
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