【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は、もち合いで推移した。週初めは新型肺炎の感染拡大と中国経済の停滞が懸念されを嫌気し7.2円まで下落した。しかし、中国の景気対策で中国の株式市場が反発したことや、ウイルスのワクチン開発に進展があったとの報道で買い戻された。

ただし、南アフリカ商工会議所(SACCI)の企業景況感指数が、1月の数値としては1993年以来となる92.2まで落ち込んだことで上値も重かった。国営電力会社エスコムが先月31日に全国規模の計画停電を再開。石炭火力発電所のメンテナンスのため、計画停電が続くとの見通しを示したことも重石となった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。国営電力会社エスコムは先月31日に全国規模の計画停電を再開。石炭火力発電所のメンテナンスのため、計画停電が続くとの見通しを示した。市場では、既に低迷している個人消費や企業活動がさらに圧迫されるとの懸念が浮上している。中国が新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な影響を食い止めるための措置を打ち出したものの、依然として国営電力会社エスコムの債務問題が南ア経済の重石になっている。南アフリカ商工会議所(SACCI)の統計によると、1月の企業景況感指数は92.2と、前月の93.1から低下した。南アフリカの国営企業である南アフリカ航空SAAの経営が瀬戸際のようで、航空便を大幅に減らさざるを得ない状況になっていることもランドの重石になっている。

市場はラマポーザ大統領が26日に行う施政方針演説に注目してい。26日は予算演説のほか、格付け会社ムーディーズが実施する格付け見直しも注目されている。3月に予定されているムーディーズによる格付けで、ジャンク懸念が高まるようであればランドの一段安が懸念されよう。11日発表の10-12月期の失業率が注目される。7-9月期は29.1%まで失業率が上昇したが、もしこれ以上、失業率が上がった場合には、南アの治安がより一層悪化し、ラマポーザ政権も危機を迎えそうだ。

【南アフリカ経済指標】
11日火曜日
18:30 第4四半期失業率前回29.1%、予想29.1%
20:00 12月製造業生産前年比前回-3.6%、予想-3.9%

12日水曜日
20:00 12月小売売上高前年比前回+2.6%、予想+2.0%

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予想レンジ:7.10円~7.50円

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