【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は堅調に推移した。週初め、中国人民銀行(中央銀行)は、新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速懸念を受けて金融刺激策を発表した。リバースレポの公開市場操作を通じて2日間で1兆7000億元(約2427億ドル)の資金を供給した。これが好感されて世界の株式市場が反発するとメキシコ株とメキシコペソも買われた。

国立統計地理情報院(INEGI)が1月30日に発表した19年のメキシコ実質経済成長率(GDP)はマイナス0.1%となった。20年の実質経済成長率について、国際通貨基金(IMF)は1.0%、世界銀行が1.2%を予想している。国際金融協会(IIF)が4日公表した新興国市場統計によると、1月は株式から差し引き7億ドルの資金が流出した。流出は昨年8月以来5カ月ぶり。中国への流入額が縮小したという。

*今週のメキシコペソ円は、13日のメキシコ中銀政策会合がポイントになろう。政策会合では、0.25%の利下げ(7.25%→7.00%)が予想されている。しかし、先週発表されたインフレ率が上昇しているため、据え置きの可能性もある。仮に据え置きとなればサプライズになりそうだ。仮に据え置きとなっても、メキシコ経済の回復が遅れる可能性があるため、利下げ圧力は続きそうだ。昨年のメキシコ経済は、金融危機後の2009年以来マイナス成長となり、今年も1%程度の成長率にとどまりそうだ。

左派のオブラドール大統領は民間主導の経済政策に否定的で、投資環境は改善せず、雇用や消費が低迷しており、公約の4%成長は困難な状況。国立統計地理情報院(INEGI)が1月30日に発表した19年の実質経済成長率はマイナス0.1%となった。19年1~10月の固定資本形成は前年同期比5.2%減少した。政府は、建設中だった首都の新空港計画を撤回し、石油産業活性化の切り札だった油田入札を無期延期したことで、内外の企業によるメキシコの経済政策への懸念が強まった。20年の実質経済成長率について、国際通貨基金(IMF)は1.0%、世界銀行が1.2%を予想している。

【メキシコ経済指標】
11日火曜日
21:00 鉱工業生産前年比前回2.1%、予想-1.9%
28:00メキシコ中銀政策金利前回7.25%、予想7%

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*予想レンジ:5.75円~5.95円
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