2月14日(金)
【2月13日の海外相場および市況】
ny0213

*13日のNY外国為替市場では、中国の地方政府が発表した新型肺炎の死者・感染者数急増を受けてリスク回避の円買いが進み、ドル円は109円台後半に軟化した。109円77〜87銭。中国湖北省政府が13日発表した新型肺炎による死者・感染者数は、感染確認の基準変更を反映し、前日から急増。これを手掛かりに、円買い・ドル売りが進行した。米疾病対策センター(CDC)が米国での新型肺炎感染者数が15人になったと発表した。ただ、世界保健機関(WHO)当局者が「流行の勢いが大きく変わったわけではない」との見方を示した。ただ、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が新型肺炎をめぐり「中国政府の対応は透明性を欠いており、がっかり」「中国から正確な情報が来なければ影響を正しく評価できない」と語ったことで、ドル買いの勢いがそがれた。
*13日のNY金は、新型肺炎による死者および感染者が中国で急増したことを受けて、続伸した。1578.80ドル(+7.20)。中国湖北省政府の発表によると、同省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は13日時点で前日から242人増え、1300人を突破。感染者は前日比1万4840人増の4万8206人。世界全体では6万人超となった。当局は集計基準の変更に伴う急増と説明したが、市場では新型肺炎の拡大の影響が世界経済に波及するリスクへの警戒感が再燃。「質への逃避」の金買いが活発になり、相場は一時1581.70ドルまで上昇した。ただ、外国為替市場でドル高・ユーロ安基調となり、ドル建て金に割高感が生じたため、一段高は阻まれた。ただ、新型コロナウイルスによる被害がどの程度かについて市場が確信を得るまでは、金相場は上昇を続けると見られている。
NY白金は反発。974.70ドル(+7.40)。
パラジウムは4日続伸。2351.00ドル(+28.50)。
*13日のNY原油は、主要産油国による一段の協調減産措置への期待などを手掛かりに買われ、3日続伸した。51.42ドル(+0.25)。中国政府が13日に発表した最新の集計によると、新型コロナウイルスによる肺炎で確認された同国本土の死者は前日比254人増の1367人、感染者は同1万5152人増の5万9804人。ウイルスの発生地とされる湖北省の基準変更に伴い、死者数、感染者数とも急増した。国際エネルギー機関(IEA)は13日、2020年1〜3月期の世界の石油需要が10年超ぶりに前年同期を下回ると予想。また、20年通年の需要についても日量36万5000バレル下方修正した。ただ、価格下支えに向け、OPECと非加盟の主要国で構成する「OPECプラス」が一段の減産措置を講じるとの期待を背景に買い戻しの動きがやや優勢となった。
国際エネルギー機関(IEA)は、20年1〜3月期の世界の石油需要が10年ぶりに減退し、4〜6月期に回復に向かうと予想。また、通年の需要の伸び見通しを日量82万5000バレルに下方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大により、中国の需要が減退する見通しは相場に響かなかった。北海ブレント原油は、56.34ドル(+0.55)。
ロシア政府は13日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの協調減産期限を延長するかどうかについて、まだ決定していないと明らかにした。現在の協調減産は、3月末に期限を迎える。ロシアのペスコフ報道官は、OPECプラスとの新たな減産合意に関する方針をいずれ発表すると説明した。

*13日のシカゴトウモロコシは反落。379.50セント(-3.50)。南米での豊作予想に下押された。アルゼンチンのロザリオ穀物取引所は12日、同国のトウモロコシ収穫が5000万トンになると予想。前回予想の4900万トンから引き上げた。ブエノスアイレス穀物取引所は今シーズン最初のトウモロコシ収穫予想を4900万トンとした。中国で新型コロナウイルスによる死者数が急激に増加したことを受け、株価が世界的に下落し、経済的低迷が改めて懸念された。
シカゴ大豆は続伸。896.25セント(+3.75)。中国が米国産農産物の購入を拡大させる見通しを背景に上昇した。米中貿易協議の「第1段階合意」は近く発効する。 ただ、南米で大豆が豊作となりそうだとの観測が相場の上値を抑えた。ブラジルの農業調査会社アグロコンサルトは同国の2019〜20年度の大豆収穫予想を1億2630万トンに引き上げた。前回予想は1億2430万トンだった。
*13日のNYダウは、中国で報告された新型コロナウイルスによる肺炎の死者数が急増したことで、感染拡大への懸念が強まり反落した。2万9423.31ドル(-128.11)。このところ、新型肺炎の感染拡大への懸念が後退し、前日のNYダウは最高値を更新していた。しかし、中国政府が13日、新型肺炎の感染者が前日より約1万5000人増加、死者は254人増えたと発表。発生地の同国湖北省が感染の認定基準を変更したことに伴う急増だったが、市場では、サプライチェーン(部品供給網)の混乱などで、企業業績が悪化するとの懸念が広がり、下落に転じた。
【14日の経済指標】
16:00 (トルコ) 12月 経常収支 -5.2億ドル
16:00 (独) 10-12月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比] 0.5% 0.4%
16:00 (独) 10-12月期 国内総生産(GDP、速報値季調前) [前年同期比] 1.0% 0.3%
19:00 (欧) 12月 貿易収支(季調済) 192億ユーロ
19:00 (欧) 12月 貿易収支(季調前) 207億ユーロ
19:00 (欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比] 1.0% 1.0%
22:30 (米) 1月 輸入物価指数 [前月比] 0.3% -0.2%
22:30 (米) 1月 輸出物価指数 [前月比] -0.2% 0.0%
22:30 (米) 1月 小売売上高 [前月比] 0.3% 0.3%
22:30 (米) 1月 小売売上高(除自動車) [前月比] 0.7% 0.4%
23:15 (米) 1月 鉱工業生産 [前月比] -0.3% -0.2%
23:15 (米) 1月 設備稼働率 77.0% 76.8%
24:00 (米) 2月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値 99.8 98.8
24:00 (米) 12月 企業在庫 [前月比] -0.2% 0.1%

第239回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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*マーケットスクランブル出演
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