【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は堅調だった。週前半は上昇した。新型コロナウイルスを巡る懸念緩和が世界的なリスク回帰の動きにつながった。国内経済指標はさえない内容だったが、影響は限られた。リスクオフが後退し、高利回り通貨への買いが強まった。南アの第4四半期の失業率は29.1%と11年ぶりの高水準を維持。12月製造業生産は前年同月比5.9%減だった。失業率は予想通りだったが、GDPに大きな影響を及ぼす製造業が、前回、予想よりも悪化する内容だった。

しかし後半は上昇を打ち消す展開になった。中国で新型コロナウイルスの感染者や死者が急増したことを受け、感染拡大が鈍化しつつあるとの期待が薄れてリスク選好が後退し、世界経済への影響を巡る懸念が再燃した。ラマポーザ大統領は13日に議会で行った今年の施政方針演説で、苦境が続く財政の再建と、電力危機に対処するためにより多くの再生可能エネルギーを早期に確保することを重要課題に挙げた。 一方、投資家を安心させるような構造改革の詳しい方針や日程は明らかにしなかった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開になりそうだ。ラマポーザ大統領は13日に議会で行った今年の施政方針演説で、苦境が続く財政の再建と、電力危機に対処するためにより多くの再生可能エネルギーを早期に確保することを重要課題に挙げた。一方、投資家を安心させるような構造改革の詳しい方針や日程は明らかにしなかった。ラマポーザ大統領は、経済成長が停滞し、失業者が増加して多くの国民の暮らし向きが悪化している現状を認めるとともに、と財政再建の重要性を訴えた。しかし、格付け会社の主な懸念要素である公務員給与の抑制に向け、労組と協議したと述べたが、具体的な内容は示さなかった。26日にはムボウェニ財務相による予算発表が注目される。債務増加、低経済成長、高失業と経済的な問題が多い中、予算発表後は様々な憶測で上下する可能性がある。経済指標では19日の1月消費者物価指数(CPI)が注目される。

アフリカで武力紛争の拡大が深刻になっている。2018年時点で21件と05年の7件から3倍に増えた。9~10日に開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議では不安定な治安情勢が経済成長を阻害しているとして、紛争抑制に向けAUが積極的に役割を果たすことを協議した。9日、エチオピアの首都アディスアベバで開かれたAU首脳会議で20年の議長に就任した南アフリカのラマポーザ大統領は「アフリカ大陸中の紛争解決に注力していく」と表明した。優先順位の高い問題として内戦が続く北アフリカのリビア、南スーダンを挙げた。また、アフリカでも新型肺炎コロナウィルス感染者が出たようだ。まだ、南アフリカには感染者はいないようだが、医療体制が不十分なことから、アフリカでも感染拡大が危惧されている。

【南アフリカ経済指標】
19日水曜日
17:00 1月消費者物価指数前年比前回+4.0%、予想+4.5%

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予想レンジ:7.20円~7.50円
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