3月5日(木)
【3月4日の海外相場および市況】
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*4日のNY外国為替市場では、NYダウの急反発や堅調な米経済指標などを背景に円売り・ドル買いが優勢となり、ドル円は107円台半ばに反発した。107円51〜61銭。3日の米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げ決定を受けた円買い・ドル売りの流れは一巡。新型コロナウイルスの感染拡大や世界経済の先行きへの警戒感は残っている。しかし、民主党の候補指名争いでは3日、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」の投開票が行われ、中道派のバイデン氏が9州での勝利を確実にした一方、「反ビジネス」の姿勢を打ち出す急進左派のサンダース上院議員が勝利を確保したのは3州にとどまったことが好感され、市場のリスク選好意欲が改善した。NYダウが大幅反発し、ドルを買い戻す動きが強まった。 この日発表された2月全米ADP雇用報告は、非農業部門就業者数が前月比18万3000人増(市場予想は17万人増)となり、2月米ISM非製造業景況指数(NMI)は57.3に上昇し、1年ぶりの高水準となったこともドル買いを後押しした。
*4日のNY金は、前日の大幅高の後を受けて買い一服状態となり、3営業日ぶりに反落した。1643.00ドル(-1.40)。米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れリスクに対処するため、政策金利の0.5%引き下げを決定。これを受けて金が買われ、相場は3%超上昇していた。ただ、引け後には利益確定売りが出て、4日も売りが優勢だった。この日は、「スーパーチューズデー」。米大統領選の民主党候補指名争いで中道派のバイデン前副大統領が躍進したことを受け、市場のリスク選好意欲が幾分好転。NYダウが反発し金の上値を抑えた。ただ、新型コロナに対する警戒感や世界経済の先行き不透明感は根強く、下げ幅は限定的。FRBに追随して他の主要中銀が追加の金融緩和に踏み切る可能性があり、金利を生まない資産である金の下支え要因になっている。金利の低下はドルや国債利回りへの圧迫要因となり、保有していても利子を生まない金にとっては魅力を高める要因となる。
NY白金は続伸。875.20ドル(+5.90)。
パラジウムは4日続落。2385.00ドル(-2.50)。
*4日のNY原油は、追加協調減産について協議する主要産油国の会合を前に利益確定の売りが台頭し、3日ぶりに反落した。46.78ドル(-0.40)。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が一段の協調減産に踏み切るとの期待を手掛かりに、堅調に推移していた。また、米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週間在庫統計では、原油在庫の積み増し幅が市場予想を大きく下回ったほか、石油製品在庫も予想を上回る取り崩しを示し、需給緩和懸念も幾分後退した。しかし、EIA週報発表後、相場は急速に値を消した。OPECプラスは5〜6日の会合で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う石油需要減退の対応策について協議するが、合同専門委員会(JTC)は少なくとも日量60万バレルの減産を提言したという。ただ、ロシア政府の報道官は3日、追加減産の用意があるかどうかについて明言しないとし、会合を待つ必要があるとの考えを示したことで、先行きの不透明感が強まった。サウジアラビアなど主要産油国は、新型コロナウイルスの感染拡大による需要の大幅減少を相殺するための追加減産の枠組みにロシアを引き込む努力を続けている。OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は既に日量210万バレルの協調減産を実施している。OPECプラスは少なくとも100万バレルの追加減産を望んでいるという。
*4日のシカゴトウモロコシは上昇し、5週ぶりの高値。385.00セント(+3.75)。追随買いが入ったことや、現物市場で供給が限られていたことが背景。
シカゴ大豆は一時約6週ぶり高値。907.25セント(+3.758)。輸出需要が上向くと期待された。競合するアルゼンチンで大豆や大豆油・ミールの輸出税を30%から33%に引き上げることが計画されており、米国産大豆の輸出が有利になると見込まれている。パーデュー米農務長官は、中国が今春終わりごろや今夏に米国からの買い付けを始めるとみられると話した。
*4日のNYダウは、米大統領選の民主党候補指名争いで、中道派のバイデン前副大統領が躍進したことなどを好感し、急反発した。2万7090.86ドル(+1173.45)。上げ幅は過去2番目の大きさとなった。民主党の候補指名争いでは3日、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」の投開票が行われた。バイデン氏は9州での勝利を確実にした一方、「反ビジネス」の姿勢を打ち出す急進左派のサンダース上院議員が勝利を確保したのは3州にとどまった。市場はこれを歓迎し、買いが膨らんだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気悪化対策として、主要中央銀行が金融緩和に動くとの期待も相場を支援。米連邦準備制度理事会(FRB)が3日発表した緊急利下げに続き、カナダ銀行(中央銀行)も4日、0.50%の利下げに踏み切った。米下院が4日にも採決する新型コロナ対策の緊急予算が80億ドル(約8600億円)規模に達すると報じられ、上げ幅が拡大した。

【5日の経済指標】
09:30 (豪) 1月 貿易収支 52.23億豪ドル
22:30 (米) 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比] 1.4% 1.3%
22:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数 21.9万件
24:00 (米) 1月 製造業新規受注 [前月比] 1.8% -0.4%
26:00 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁発言

第241回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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*マーケットスクランブル出演
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