3月6日(金)
【3月5日の海外相場および市況】
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*5日のNY外国為替市場では、NYダウ安や米長期金利低下を受けて円買い・ドル売りが加速し、ドル円は106円台前半に急落した。一時105円97銭と、約半年ぶりに105円台を付けた。106円11〜21銭。米国での新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気し、NYダウは前日の大幅高から急反落。米10年債利回りも0.95%を割り込んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測も円買いを後押しした。金利先物市場では、FRBが今月17、18日の金融政策会合で0.50%の追加利下げを決め
る可能性を80%以上織り込んでいる。
*5日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念したリスク回避ムードが再燃し、反発した。1668.00ドル(+25.00)。前日は米大統領選の民主党候補指名争いで、中道派のバイデン前副大統領が躍進したことをきっかけにリスク選好意欲が回復し、NYダウが反発し、金は利益確定売りに押された。しかしこの日は、カリフォルニア州が非常宣言を出したほか、ニューヨーク州でも感染者数が倍増するなど米国内でも警戒感が高まったことから、再びリスク回避姿勢が強まり、NYダウは反落し、金が買われた。世界では現在9万人以上が感染しており、3000人以上が死亡した。世界経済への打撃を軽減するため、米連邦準備制度理事会(FRB)や豪準備銀行、カナダ銀行など複数の中央銀行が今週に入り利下げを決定。世界的な低金利環境も金利を生まない資産である金への資金流入を後押ししている。金融市場では、欧州中央銀行(ECB)が来週、中銀預入金利を引き下げる可能性を90%織り込んでいる。
NY白金は3日ぶり反落。865.70ドル(-9.50)。
パラジウムは5日ぶりに反発。2469.40ドル(+4.40)。
*5日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国の主要産油国による協調減産の行方に注目が集まる中、新型コロナウイルスによる感染拡大に対する懸念が再燃し、続落した。45.90ドル(-0.88)。この日のNYダウは、新型コロナウイルス感染拡大を背景とした世界景気の鈍化懸念や米長期金利の低下などを背景に一時1000ドル超下げた。リスク回避姿勢が強まる中、株式と並んでリスク資産とされる原油も売り込まれた。OPECは5日、ウィーンの本部で総会を開き、世界全体の原油需要の約1.5%に当たる日量150万バレルの追加削減を4〜6月期に行う事で加盟国が合意した。ただ、この決定はロシアの参加が条件。ロシアは減産拡大には同意したものの、より小幅にとどめるよう主張しているもよう。ロシアはこれまでのところ、追加減産よりも減産延長への支持を示唆している。市場は6日に開かれるOPEC加盟・非加盟の主要産油国による「OPECプラス」会合に注目している。北海ブレント原油は、49.99ドル(-1.14)。
*5日のシカゴトウモロコシは反落。381.75セント(-3.25)。新型コロナウイルスによる世界的な景気減速への懸念が根強い中、大豆やNYダウの値下がりに連れ安となった。トウモロコシを原料とするエタノール燃料の市場の弱さが相場を圧迫した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した最新週の米国のエタノール在庫は2496万4000バレルと、過去最高を記録した。
シカゴ大豆は4日ぶりに反落。897.00セント(-10.25)。米国産大豆の週間輸出成約高が低調だったことに加え、新型コロナウイルスが世界経済を減速させるとの懸念に関係した世界株価の下落が相場を圧迫した。世界最大の大豆購入国・中国への販売は6012トンと、昨年9月5日までの週以来の低水準にとどまった。
*5日のNYダウは、米国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを嫌気し、大幅反落した。2万6121.28ドル(-969.58)。カリフォルニア州のニューサム知事は4日、新型コロナに感染した州内の患者1人の死亡を受けて非常事態を宣言。西部ワシントン州でも死者数は2桁に達した。ニューヨーク州でも感染者が22人に倍増するなど、米国内で続々と感染者が確認される中、市場ではリスク回避の動きが加速し、ダウの下げ幅は一時1147ドルに達した。米議会上院は5日、新型コロナ感染拡大に伴う緊急対策を盛り込んだ予算案を賛成多数で可決。トランプ政権が想定していた額の3倍以上に当たる総額83億ドル(約8800億円)規模となった。一方、比較的安全な資産とされる債券には買いが膨らんだ。長期金利の指標である10年物米国債利回りは一時0.899%と過去最低水準を更新した。新型コロナの問題は先行きがどうなるか読めないため、投資家はどの辺りで押し目買いを入れてよいか考えあぐねているようだ。
【6日の経済指標】
09:30 (豪) 1月 小売売上高 [前月比] -0.5%
14:00 (日) 1月 景気先行指数(CI)・速報値 91.6
14:00 (日) 1月 景気一致指数(CI)・速報値 94.1
16:00 (独) 1月 製造業新規受注 [前年同月比] -8.7% -5.8%
22:30 (米) 1月 貿易収支 -489億ドル -488億ドル
22:30 (米) 2月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 22.5万人 19.5万人
22:30 (米) 2月 失業率 3.6% 3.5%
22:30 (米) 2月 平均時給 [前年同月比] 3.1% 3.0%
24:00 (米) 1月 卸売売上高 [前月比] -0.7%
29:00 (米) 1月 消費者信用残高 [前月比] 220.6億ドル 170.0億ドル

第241回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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*マーケットスクランブル出演
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