3月31日(火)
【3月30日の海外相場および市況】
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*週明け30日のNY外国為替市場では、ドル円は107円台後半に下落した。107円76〜86銭。前週末に米国で新型コロナウイルスの感染拡大に対応した2兆ドル(約220兆円)規模の経済対策が成立した。ただ、ダラス連銀製造業活動指数が過去最低を更新したことなどを嫌気し、ドルを売る動きがやや優勢となった。また、会計年度末を控え、日本の投資家や企業が資金を本国に送還する動きも円買い・ドル売りを支えた。ただ、この日は月末の持ち高調整の取引が中心で、値動きは抑えられた。
*週明け30日のNY金は、NYダウの上昇を眺めて売りが優勢となり下落した。1643.20ドル(-10.90)。米国では先週、新型コロナウイルスの大流行を受けた総額2兆2000億ドルに上る大型経済対策が成立。早期実施への期待が広がる中、NYダウが反発し一時500ドル余り上昇した。リスク資産への資金流入を眺めて、金は売られた。ただ、米国の新型コロナ感染者は週末に急増。経済活動の縮小に伴う景気先行き不安から安全資産としての金需要は根強く、下値は限られた。米国での制限措置の延長で新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に関連した経済的な損失が膨らむとの懸念から、安全資産を求める動きは継続している。金価格は、四半期ベースで見ると6.8%高となり、6四半期連続で上昇する見込み。
NY白金は下落。723.80ドル(-17.80)。
パラジウムは3日ぶり反発。2197.60ドル(+0.80)。

*週明け30日のNY原油は、新型コロナウイルス問題を背景とした需要減退が懸念されて3営業日続落となった。20.09ドル(-1.42)。新型コロナウイルスの感染拡大ペースが欧米諸国などで加速する中、世界的な経済活動の縮小や各国が導入する渡航制限措置が長期化するとの観測が台頭。当面の間、エネルギー需要の減少傾向が続くとの懸念が相場を圧迫し、一時20ドルを割り込む場面もあった。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の協議が今月6日に決裂し、現行の協調減産体制が月末で終了することも弱材料。トランプ大統領はこの日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、世界のエネルギー市場の安定性が重要との認識で一致したと発表したが、市場ではロシアやサウジアラビアが増産方針を転換することには懐疑的な見方が多い。北海ブレント原油は約18年ぶりの安値を付けた。新型コロナのパンデミック(世界的流行)を受けた各国のウイルス拡散抑制策により、世界全体の燃料需要は少なくとも20%落ち込む見通し。サウジアラビアとロシアが4月に供給を増やす方針で、石油生産企業や海運会社は石油の貯蔵を急いでいる。サウジアラビア、ロシアと米国の間で協議に向けた動きが出ているが、見通しは変わっていない。サウジは30日、5月から石油輸出を日量1060万バレルに増やす計画だと明らかにした。トランプ大統領とロシアのプーチン大統領は電話協議で、両国のエネルギー当局者が世界の石油相場の急落について協議を行うことで合意した。オクラホマ州クッシングの原油在庫が先週400万バレル超増と、週ベースで10年超ぶりの大幅増となった。これを受けて原油相場は下げ幅を拡大した。

*週明け30日のシカゴトウモロコシは続落。341.25セント(-4.75)。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、外出禁止令や移動規制でエネルギー価格が低下し、エタノール業界でトウモロコシの需要が低迷するとの懸念が重石になった。
シカゴ大豆はまちまち。882.25セント(+0.75)。新型コロナウイルスの感染拡大で南米の大豆輸出が減少するかもしれないとの懸念が下支え要因だったものの、トウモロコシ相場安に圧迫された。アルゼンチン政府は入国する貨物船の乗務員が新型コロナウイルス陰性であることを確認するため検査を拡大しており、同国産の大豆やトウモロコシ、その他農産物の輸出が遅れているという。

*週明け30日のNYダウは、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する米経済対策の効果への期待から反発した。2万2327.48ドル(+690.70)。米国では先週、個人への現金給付や打撃を受けた企業への支援策を盛り込んだ経済対策が成立した。対策への期待が広がり、買いが先行した。ジョンズ・ホプキンス大学の集計では、米国の感染者数は先週末以降に急増し、15万人を超えた。トランプ米大統領は、外出などの行動自粛要請を4月末まで延長する方針を表明。経済活動縮小の長期化による景気悪化への懸念が根強く、投資家の不安心理を示す「VIX指数(恐怖指数)」は、50台後半に低下したものの、節目となる20は大きく超え、依然高水準を保っている。
【31日の経済指標】
06:45 (NZ) 2月 住宅建設許可件数 [前月比] -2.0%
08:30 (日) 2月 失業率 2.4% 2.4%
08:30 (日) 2月 有効求人倍率 1.49 1.47
08:50 (日) 2月 小売業販売額 [前年同月比] -0.4% -1.5%
08:50 (日) 2月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比] -1.5% -1.6%
08:50 (日) 2月 鉱工業生産・速報値  [前年同月比] -2.3% -4.9%
09:00 (NZ) 3月 NBNZ企業信頼感 -19.4
10:00 (中) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 35.7 45.0
14:00 (日) 2月 新設住宅着工戸数 [前年同月比] -10.1% -14.7%
15:00 (英) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前期比] 0.0% 0.0%
15:00 (英) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比] 1.1% 1.1%
15:00 (英) 10-12月期 四半期経常収支 -159億ポンド -70億ポンド
15:00 (独) 2月 輸入物価指数 [前年同月比] -0.9% -1.5%
16:00 (トルコ) 2月 貿易収支 -44.5億ドル -30.5億ドル
16:55 (独) 3月 失業者数 [前月比] -1.00万人 2.50万人
16:55 (独) 3月 失業率 5.0% 5.1%
18:00 (欧) 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比] 1.2% 0.8%
18:00 (欧) 3月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比] 1.2% 1.1%
21:00 (南ア) 2月 貿易収支 -19億ランド 36億ポンド
22:00 (米) 1月 ケース・シラー米住宅価格指数 218.73
22:00 (米) 1月 ケース・シラー米住宅価格指数 [前年同月比] 2.9% 3.4%
22:45 (米) 3月 シカゴ購買部協会景気指数 49.0 40.0
23:00 (米) 3月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 130.7 112.0

第243回
『おしえて陳さん』 
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