4月8日(水)
【4月7日の海外相場および市況】
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*7日のNY外国為替市場では、NYダウの下落を受けて円が買われ、108円台後半に下落した。108円72〜82銭。欧米の一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが鈍化したとの見方を背景に米株高・長期金利の上昇に連れてドルが買われたが、NY州の1日当たりの死者が過去最多を更新したと発表されたのを機に、状況は楽観できないとの警戒感が台頭。ダウが反落に転じるとドル円も下落した。安倍晋三首相が7日夕、緊急事態宣言を発したことへの市場の反応は鈍かった。
*7日のNY金は、新型コロナウイルスに対する市場の警戒感が幾分和らぐ中、上値の重い展開となり、4営業日ぶりに反落した。1683.70ドル(-10.20)。NYダウが、欧米で新型コロナの感染拡大ペースが鈍化するのではとの期待感を背景に上伸すると、市場のリスク回避姿勢はやや後退し、安全資産とされる金は売られた。米長期金利の上昇も、金利を生まない金にとっては圧迫材料となった。金相場は前日まで3営業日続伸し、一時1742.60ドルの高値を付けていたため、利益確定売りも出やすかったようだ。米国の幾つかの区域で(コロナウイルスの)数字がピークに達する中、コロナの世界的流行が終息するとの期待が出ているものの、リスクが払拭されることはないとの見方に加え、今後も景気刺激策が講じられて金利が低下するとの見方も引き続き金相場を支えている。ユーロ圏財務相らは5000億ユーロ相当の財政支援策で合意する公算が大きい。安倍首相は緊急事態宣言を発令し、経済への影響を和らげるために1兆ドル近い規模の刺激策を打ち出した。
NY白金は続伸。745.00ドル(+13.00)。
パラジウムは反発。2094.30ドル(+17.50)。

*7日のNY原油は、主要産油国による協調減産の実現に懐疑的な見方が強まり、続落した。23.63ドル(-2.45)。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が9日の会合で協調減産に合意するとの期待で、相場は海外時間帯からプラス圏で推移していた。一方OPECプラスは、減産合意の条件に米国が減産に参加することを挙げているとされる。米エネルギー省は7日、「日量200万バレルの減産を見込んでいるが、これは連邦政府の介入によるものではない」と表明し、OPEC主導の減産への不参加を示唆した。これを嫌気して相場はマイナス圏に沈み、急速に下げ幅を拡大した。同省は来年の産油量が日量平均1100万バレルとなり、昨年のピークに比べ約200万バレル減少すると見込んでいるという。米石油協会(API)が発表した前週の米原油在庫は1190万バレル増加し、市場予想(930万バレル増)を上回った。北海ブレント原油は、31.87ドル(-1.18)。
サウジアラビアやロシアなどの主要産油国は9日に会合を開いて協調減産を検討する計画。ただ、数カ国のエネルギー相は米国が自ら減産に加わった場合に限って減産に応じる考えを示しているという。石油輸出国機構(OPEC)関係者は、OPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が最終的にどれだけの減産で合意するかは、米国やカナダ、ブラジルなどの自主的減産の規模によって決まるとの見方を明らかにした。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは9日に開く会合で、2020年4月の全体の生産量に対し日量430万バレル減の協調減産で合意に至る公算が大きくなった。割り当ては、サウジアラビアが日量220万バレル減、アラブ首長国連邦(UAE)が約100万バレル減、イラクが約50万バレル減、クウェートとロシアが30万バレル減の見込み。このところの170万バレル減産から大幅な減産だが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少量には見合わない。トランプ大統領はOPECプラスに対し日量1000万バレル以上の減産を求めたが、OPECプラスは「緩い減産」で合意する見通し。

*7日のシカゴトウモロコシは反発。331.50セント(+3.75)。8営業日ぶりに反発。前日まで7営業日続落し、3年半ぶりの安値を付けていた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が穀物の主要な消費者である畜産市場に及ぼす長期的な影響をめぐる懸念が重石。新型コロナの感染急拡大で世界的な供給が引き続き混乱しており、需要の減退が心配されている。トウモロコシを原料とするエタノールの生産者にとって利益が大幅に低下していることに加え、米国でトウモロコシの作付けが昨年に比べ増加するとの見通しも相場の上値を抑えた。
シカゴ大豆は、ほぼ横ばい。854.75セント(-0.75)。一時はトウモロコシ相場の上昇に追随したものの、エネルギー市場が落ち着いたことを受け値を消した。ブラジルの収穫見通しの減少が相場を幾分下支えした。南米では日照りが続いている。
*7日のNYダウは、前日に大幅に上昇した反動から利益確定売りに押され、小反落した。2万2653.86ドル(-26.13)。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大ペースがやや鈍化したことを好感し一時930ドル超上昇したが反落に転じた。NY州では、前日までの鈍化していた死者数が急増し、過去最多となった。市場では、感染拡大が長期化するとの懸念が再び台頭し、楽観論が後退した。主要産油国間の協調減産の実現に懐疑的な見方が広がり、原油先物価格が下落に転じたことも、売り要因となった。

【8日の経済指標】
08:50 (日) 2月 国際収支・経常収支(季調前) 6123億円
08:50 (日) 2月 国際収支・経常収支(季調済) 1兆6268億円
08:50 (日) 2月 国際収支・貿易収支 -9851億円
08:50 (日) 2月 機械受注  [前年同月比] -0.3%
14:00 (日) 3月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 27.4
14:00 (日) 3月 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI 24.6
20:00 (墨) 2月 鉱工業生産 [前月比] 0.3%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

*第244回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1

*マーケットスクランブル出演
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