◆メキシコペソ円◆
【今週の予想】予想レンジ:4.70円~5.00円
<強材料>
①.今年の第1四半期の国内総生産(GDP)成長率(季節調整値)確定値が速報値より上方修正された。前年同期比-2.2%。4月末発表の速報値は―2.4%だった。前期比は―1.6%から―1.2%に修正された。
②.原油価格が上昇し産油国であるメキシコにはプラス要因。
③.メキシコで自動車産業が再稼働し始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で3月下旬から止まっていたが、米国で5月半ばから自動車大手が工場を再開したのに歩調を合わせて稼働した。国際自動車工業連合会(OICA)によると、メキシコの生産台数は世界6位。国内で約350万人の雇用を抱え、同国の国内総生産(GDP)の3.8%を占める。
④.メキシコ湾からの米原油輸出向けのタンカーに仮予約が相次ぎ、需要が増加する兆しがみられる。英BPとノルウェー・エクイノールは6月、各国に向け米産原油を出荷する予定。
⑤.ロペスオブラドール大統領は28日、新型コロナウイルスの感染拡大により急激な景気後退に陥るとしたメキシコ中央銀行の見通しに反論し、メキシコ経済は近く回復するとの見解を示した。

<弱材料>
①.メキシコ銀行(中央銀行)は5月14日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き下げて5.5%にすることを決めた。利下げは8会合連続。新型コロナウイルスの感染拡大による工場停止や原油価格の下落が響き、経済が落ち込んでいることに対応した。政策金利は2016年12月以来、約3年半ぶりの低い水準。中銀は声明で新型コロナについて「大流行の影響の深度と期間はまだ読み切れない」と指摘。
②.失業者増加。4月に55万5247人の雇用が失われたと発表。建設や観光での失業者が目立った。
③.メキシコ銀行は5月27日、2020年の実質経済成長率が―8.8%になる可能性があるとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞が響く。この水準に落ち込めば、マイナス14%だった世界大恐慌時の1932年以来の悪化幅となる。

【メキシコ経済指標】
6月1日月曜日
20:00メキシコ5月景況感前回37.4 予想33
23:00メキシコ5月製造業PMI前回35 予想30
6月5日金曜日
20:00メキシコ5月自動車生産前年比

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