【6月4日海外市況】
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*4日のNY外国為替市場は、米長期金利の上昇を受けてドル円109円台前半に上昇した。109円09~19銭。米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで円買いが強まる場面がったが、米長期金利の上昇やNYダウの切り返しを眺めてドル買いが優勢となり、109円台に上昇した。最新週の米新規失業保険申請件数は187万7000件と、前週比24万9000件減少したことも支援要因。

欧州中央銀行(ECB)は4日の定例理事会で追加緩和に踏み切り、新型コロナウイルス対策として導入した総額7500億ユーロの資産購入計画(パンデミック緊急購入プログラム=PEPP)の拡充を決めた。購入額をさらに6000億ユーロ増やす。ECBは資産の買い入れを通じて、企業の資金繰り支援を強化する狙い。政策金利は据え置いた。

*4日のNY金は反発。1727.40ドル(+22.60)。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用情勢悪化への懸念が高まり、NYダウは軟調に推移。外国為替市場ではドルが対ユーロで下落したため、ドル建て金には支援材料となった。この日は欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏経済下支えのため、債券購入プログラム拡大を決定し、EUの景気回復期待が強まりユーロが上昇した。最新週の米新規失業保険申請件数は187万7000件と、前週比24万9000件減少。全米で経済活動が一部再開しており、外出制限が始まった3月以来、11週間ぶりに200万件を割り込んだが、申請件数は市場予想を上回り、受給者総数が増加に転じていることが懸念された。4月の米貿易赤字は大幅に悪化。新型コロナウイルスが世界のモノとサービスの流れを一変させ、米輸出は10年ぶりの低水準に落ち込んだ。
4日の金ETFは1132.21トン(前日比-1.16トン)
NY白金は3日ぶりに反発。865.00ドル(+4.50)。
パラジウムは3日続落。1922.80ドル(-35.40)。

*4日のNY原油は小幅続伸。37.41ドル(+0.12)。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国でつくる「OPECプラス」が、4日開催予定の会合を見送った。会合では、6月末が期限となる日量970万バレルの減産の延長が協議される見通しだったが、減産合意を無視する一部の産油国への対応をめぐり、調整が難航していると報じられた。クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)は自主的な追加減産を6月で打ち切る意向で、7月の供給はOPECプラスの決定にかかわらず増加する可能性がある。会合見送りや協議難航を嫌気し、相場はマイナス圏で推移していたが、終盤には買いが入りプラス圏に浮上した。

*4日のシカゴトウモロコシは反発。329.00セント(+5.00)。大豆・小麦相場の上昇に追随した。ドル安も支援要因。

シカゴ大豆は3日続伸。867.75セント(+10.25)。一時は873.25セントまで上昇し、今年4月13日以来の高値を付けた。米中関係は悪化しているものの、中国の購入は続いているもよう。

*4日のNYダウは、欧米で続く経済活動再開の動きを好感し小幅続伸。2万6281.82ドル(+11.93)。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた経済活動を再開する動きが欧米で続き、リスク選好の回復が続いている。欧州中央銀行が追加の景気刺激策を打ち出したことも市場心理の改善につながった。新規失業保険申請件数は187万件となり、外出規制が始まった3月以降で初めて200万件を下回った。ただ、市場予想を上回ったことで、雇用への懸念が広がった。このところ株価が大きく上昇していた反動で、利益確定の売りが出やすく、上値は重かった。

【5日の経済指標】
08:30   (日) 4月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]  -6.0%
14:00   (日) 4月 景気先行指数(CI)・速報値  84.7   
14:00   (日) 4月 景気一致指数(CI)・速報値  90.2 
15:00   (独) 4月 製造業新規受注 [前年同月比]  -16.0%  
21:30   (米) 5月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]  -2050万人  
21:30   (米) 5月 失業率  14.7%  
21:30   (米) 5月 平均時給 [前月比]  4.7%   
21:30   (米) 5月 平均時給 [前年同月比]  7.9%
28:00   (米) 4月 消費者信用残高 [前月比]  -120.4億ドル

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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