【7月9日海外市況】
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*9日のNY外国為替市場のドル円相場は、107円台前半で小動きとなった。107円16~26銭。NYダウの急落をきっかけにリスク回避姿勢が強まり、安全資産としての円が買われる場面があった。ただ、売り買いの決め手となる材料を欠き、円買いは限定的。4日までの1週間の米新規失業保険申請件数は131万4000件と、市場予想の137万5000件よりも若干良い内容となったものの、相場の反応は限られた。
*9日のNY金は、利益確定の売りに押され、5営業日ぶりに反落した。1803.80ドル(-16.80)。8年10カ月ぶりの高値水準となっていた反動から、チャート絡みの売りや利益確定の売りが出やすかった。また、外国為替相場ではユーロ安・ドル高に転じたため、ドル建て金に割高感が生じたことも重石となった。米国内での新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多水準となっていることを背景に、安全資産としての米ドルを買う動きが広がった。
*9日時点の金ETFは、1200.82トン(-1.75)。
NY白金は反落。846.90ドル(-37.10)。
パラジウムは高い。1963.20ドル(-24.90)。

*9日のNY原油は、米国での新型コロナウイルス感染拡大を背景にエネルギー需要減退懸念が再燃し、大幅反落した。39.62ドル(-1.28)。米国ではカリフォルニア、テキサス両州など南部や西部を中心に新型コロナの感染拡大が深刻化。米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)によると、7日には新規感染者が6万人を超え、1日の感染者数としては過去最多となった。また、全米50州のうち42州で最近2週間の新規感染者数がその前の2週間を上回っている。こうした中、経済活動が再び停滞し、エネルギー需要が減退するとの懸念が高まり、原油相場は一時39.27ドルまで下落した。外国為替市場でドルが対ユーロで反転上昇し、ドル建て原油に割高感が生じたことも売りを強めた。
*9日のシカゴ・トウモロコシは続伸。357.00セント(+2.75)。米中西部での生育に不利な天候予報やショートカバーが相場を押し上げた。気象情報会社マクサーによると、今後10日間は高温で乾いた天候が続き、米中西部の中・南域で生育環境が悪化する見通し。米農務省が10日発表する7月需給報告については、2020~21年度の米国産トウモロコシの生産と期末在庫見通しが下方修正されると予想されている。
シカゴ大豆は反発。901.50セント(+4.25)。気象情報会社マクサーは、今後10日間にかけて米中西部で高温で乾いた天候が予想され、生育に悪影響が出ると指摘した。
*9日のNYダウは、新型コロナウイルス感染再拡大への懸念が強まり反落した。2万5706.09ドル(-361.19)。下げ幅は一時500ドルを超えた。米国の新型コロナ感染者数は西部や南部を中心に急増。8日には1日の感染者数が過去最多となった。フロリダ州やテキサス州では、1日の死者数も増加している。最近の株高を支えてきた経済活動の再開を中断する州も増えており、市場では、再び経済が停滞する事態への警戒感が強まっている。新型コロナの感染動向の影響を受けやすい航空株やレジャー関連株が売られた。新規失業保険申請件数は、前週から減少し、市場予想を下回った。雇用情勢の回復は確認されている。

【10日の経済指標】
08:50   (日) 6月 国内企業物価指数 [前月比]  -0.4% 
08:50   (日) 6月 国内企業物価指数 [前年同月比]  -2.7% 
16:00   (トルコ) 4月 失業率  13.2%   
20:00   (墨) 5月 鉱工業生産 [前月比]  -25.1% 
21:30   (米) 6月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  -0.8% 
21:30   (米) 6月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  0.3% 

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