【7月29日海外市況】
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*29日のNY外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和策が長期間維持されるとの見方から円買い・ドル売りが優勢となり、104円台後半に下落した。104円86~96銭。FRBは29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、事実上のゼロ金利政策と量的緩和の維持を全会一致で決めた。新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う景気回復の失速を警戒しつつ、経済を支えるため「あらゆる手段」を用いることを再確認した。当面は緩和政策が継続するとの観測が強まった。6月米中古住宅販売仮契約指数は、前月比16.6%上昇となった。市場予想は15%上昇だった

*米連邦公開市場委員会(FOMC)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.00-0.25%で据え置くことを決定。声明では、金利の道筋をインフレや失業率の特定水準と結びつけるような文言は含まれなかった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、利上げについて「考えることすら考えていない」とした。

*29日のNY金は、対ユーロでのドル安などを背景に9営業日続伸した。8月物の清算値(終値に相当)は前日比8.80ドル(0.5%)高の1オンス=1953.40ドルとなり、中心限月ベースの史上最高値を4営業日連続で塗り替えた。外国為替市場では対ユーロでドル安が進行し、ドル建て金に割安感が強まり金が買われた面もあった。コロナ感染拡大による打撃を受け、世界的に大規模な景気対策が講じられたことや低金利環境を背景に、金相場は年初来でこれまで30%近く上昇している。

米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日まで開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、低金利政策の長期化を示唆するとの見方も金利を生まない金買いを後押しした。ただ、史上最高値を連日更新する中で、高値警戒感も根強く、金は2000ドルの心理的な節目を前に伸び悩む展開だった。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は現在の景気低迷は深刻で、回復には財政や金融支援が必要だと述べた。FRBは引き続き「あらゆる手段」を使って経済を支え、景気が回復するまでゼロ金利政策を維持する姿勢を示した。

29日の金ETFは1241.96トン(-1.16)。

*29日のNY白金は3日ぶりに反落。958.50ドル(-27.70)。
パラジウムは続落。2261.20ドル(-104.30)。

*29日のNY原油は、週間原油在庫の大幅減少などを材料に買われ反発した。41.27ドル(+0.23)。外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが加速し、ドル建て原油は割安感が強まり41ドル近辺から同半ばの水準に上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週報では、24日までの1週間に米原油在庫が1060万バレル減少し、市場予想の40万バレル増加に反して大幅な取り崩しとなった。減少幅は昨年12月以来の大きさ。また米国の原油の純輸入量は日量100万バレル減の190万バレルだった。原油在庫の減少は、石油輸出国機構(OPEC)など産油国による協調減産の結果とみられる。ただ、小幅減が見込まれていた石油製品は、ガソリンとディスティレート(留出油)がともに小幅ながら在庫積み増しを示したため、追随買いは限定的。米国の新型コロナウイルスによる死者が15万人を突破したとの報も投資家心理を冷やし、相場は上げ幅の一部を削った。米連邦準備制度理事会(FRB)が2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)を終え、現行の金融緩和政策の据え置きを決定したが、大方の予想通りだったことから、相場の反応は乏しかった。


*29日のシカゴ・トウモロコシは4日続落。315.50セント(-4.50)。米中西部での生育に好ましい天候と米国産トウモロコシの作柄改善で豊作見通しが強まった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計によると、エタノールの週間生産量は日量95万8000バレルに増加し、在庫は2027万2000バレルとなった。

シカゴ大豆は続落。885.25セント(-2.25)。米国の穀倉地帯が引き続き好天に恵まれ、豊作への期待が高まったことが響いた。2020~21年度のブラジル産大豆について、作付面積は過去最高の3800万ヘクタール、生産量は1億2730万トンになる見通し。


*29日のNYダウは、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和姿勢を好感し、反発した。2万6539.57ドル(+160.29)。FRBは米連邦公開市場委員会(FOMC)で、事実上のゼロ金利と量的緩和の維持を決定。米国内で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを念頭に、「経済を支えるためあらゆる手段を使う」と改めて強調した。また、9月の会合で追加策を決定することに含みを残した。市場は決定内容や会合後のパウエルFRB議長会見を好感し買いが加速した。

【30日の経済指標】 
10:30   (豪) 6月 住宅建設許可件数 [前月比]  -16.4%  -2.0%  
10:30   (豪) 4-6月期 四半期輸入物価指数  [前期比]  -1.0%  -2.5%  
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) [前期比]  -2.2%  -9.0%  
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  -2.3%  -11.4%  
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値、季調前) [前年同期比]  -1.9%  -10.9%  
16:55   (独) 7月 失業率  6.4%  6.5%  
18:00   (欧) 7月 経済信頼感  75.7  81.0  
18:00   (欧) 7月 消費者信頼感(確定値)  -15.0  
18:00   (欧) 6月 失業率  7.4%  7.7%  
18:30   (南ア) 6月 卸売物価指数(PPI) [前月比]  -0.3%  0.8%  
18:30   (南ア) 6月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  0.4%  0.8%  
20:00   (墨) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前期比]  -1.2%   
20:00   (墨) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  -1.4%   
21:00   (独) 7月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]  0.6%  -0.3%  
21:00   (独) 7月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]  0.9%  0.1%  
21:30   (米) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]  -5.0%  -35.0%  
21:30   (米) 4-6月期 四半期GDP個人消費・速報値 [前期比年率]  -6.8%  -35.0%  
21:30   (米) 4-6月期 四半期コアPCE・速報値 [前期比年率]  1.7%  -0.9%  
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数  141.6万件  140.0万件  

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