【7月30日海外市況】
ny0731

*30日のNY外国為替市場では、米景気先行きへの懸念から安全資産である円が買われドル円は104円台後半に下落した。104円67~77銭。4~6月期米実質GDP(国内総生産)速報値は前期比32.9%減と、統計開始以来最大の下落率を記録した。最新週の新規失業保険申請件数も2週連続で増加し、米経済の先行きへの警戒感が強まった。一連の経済指標を受けて円を買う動きが広がり、104円台に突入すると買いが加速し、一時3月中旬以来約4カ月半ぶりの円高水準となる104円68銭まで下落した。トランプ大統領がツイッターで、11月の大統領選を延期する考えに言及したことも政治的な不透明感を高め、円買い・ドル売りにつながった。

新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、25日までの1週間で143万4000件と、前週を1万2000件上回った。新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、営業規制を強める動きが広がっていることを背景に2週連続で増加した。

*30日のNY金は、連日の最高値更新を受けて高値警戒感が台頭し、利益確定売りに下落した。1966.80ドル(-9.90)。ただ、中心限月の清算値ベースでは5営業日連続で史上最高値を更新した。金相場は心理的な節目である2000ドル乗せを前に高値警戒感が広がり、利益確定の売りなどが先行した。一時は1952.30ドルと、1%超下落。外国為替市場でドル安・ユーロ高の流れにいったん歯止めがかり、ドル建て金に割高感が生じたことも圧迫材料となった。ただ、ドル安・ユーロ高が再び進行する場面で金は買い戻され、下げ幅を縮小した。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日、低金利政策の継続を改めて表明したことも、金利を生まない資産である金塊の支援要因となっている。

30日時点の金ETFは1241.96トン(変わらず)。

NY白金は下落。912.60ドル(-45.90)。
パラジウムも大幅続落。2134.90ドル(-126.30)。

*30日のNY原油は、新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念などを背景に、大幅反落した。39.92ドル(-1.35)。米国西部や南部を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、エネルギー需要見通しに懸念が広がり、原油が売られた。さらに、この日発表された2020年4~6月期米実質GDP(国内総生産)速報値が歴史的な落ち込みとなったことも、相場の下押し材料だった。トランプ大統領がツイッターで、11月の大統領選に関して郵便投票による「不正」を懸念し、延期に言及。米政局不安が広がったことでNYダウが一時急落し、原油がつられて売られた面もあった。

*30日のシカゴ・トウモロコシは5日ぶりに反発。315.75セント(+0.25)。米国産トウモロコシの中国向け大量成約の報を受けた。ただ、穏やかな作物天候で米国の豊作予想が広がり、上値は抑えられた。

シカゴ大豆は反発。888.25セント(+3.00)。週間輸出成約高が予想より大きかったことを受けた。ただ穏やかな作物天候で米国の豊作予想が強まり相場を圧迫、上げ幅が抑えられた。米農務省が発表した7月23日までの週の米国産大豆の輸出成約高は360万トン(旧穀と新穀の合計)と、事前予想の180万~250万トンを上回った。

*30日のNYダウは、歴史的な落ち込みとなった4~6月期米実質GDP(国内総生産)を受けて景気悪化の長期化懸念が強まり、反落した。2万6313.65ドル(-225.92)。下げ幅は一時500ドルを超えた。4~6月期米実質GDPは前期比32.9%減と過去最大の下げ幅となった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済へ打撃があらためて示された。また、6月中旬以降の感染再拡大を背景に、新規失業保険申請件数が2週連続で増加。深刻な景気悪化と回復の遅れへの懸念が強まった。トランプ大統領がツイッターで11月の大統領選に関し、郵便投票による「不正」増加を主張し、延期に言及。政治的混乱の可能性を嫌気し、株式を売る動きが広がった。景気変動の影響を受けやすい金融株やエネルギー関連株売られた。


【31日の経済指標】 
未定   (トルコ) 休場 
08:30   (日) 6月 失業率  2.9%  3.0%  
08:30   (日) 6月 有効求人倍率  1.20  1.15  
08:50   (日) 6月 鉱工業生産・速報値 [前月比]  -8.9%  0.9%  
08:50   (日) 6月 鉱工業生産・速報値 [前年同月比]  -26.3%  -19.1%  
10:00   (中) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI)  50.9  50.8  
10:30   (豪) 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比]  0.2%  ―  
10:30   (豪) 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前年同期比]  1.3%  ―  
14:00   (日) 6月 新設住宅着工戸数 [前年同月比]  -12.3%  -12.6%  
14:00   (日) 7月 消費者態度指数・一般世帯  28.4  
15:00   (独) 6月 小売売上高指数 [前月比]  12.7%  -3.0%  
15:00   (独) 6月 小売売上高指数 [前年同月比]  3.2%  3.0% 
18:00   (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前期比]  -3.6%  -12.0%  
18:00   (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  -3.1%  -14.5%  
18:00   (欧) 7月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]  0.3%  0.3%  
18:00   (欧) 7月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比]  0.8%  0.8%  
21:00   (南ア) 6月 貿易収支  159億ランド  96億ランド  
21:30   (米) 6月 個人消費支出(PCE) [前月比]  8.2%  5.4%  
21:30   (米) 6月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]  0.5%  0.9%  
21:30   (米) 6月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  1.0%  1.0%  
21:30   (米) 4-6月期 四半期雇用コスト指数 [前期比]  0.8%  0.6%  
22:45   (米) 7月 シカゴ購買部協会景気指数  36.6  43.9  
23:00   (米) 7月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値  73.2  72.8 

*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1