【9月16日海外市況】
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*16日のNY外国為替市場では、米ゼロ金利政策の長期化観測を背景に円買い・ドル売りが優勢となった流れが続き、ドル円は105円近辺に下落した。104円91銭~105円01銭。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加緩和策への期待などから朝方に円買い・ドル売りが加速し、7月末以来約1カ月半ぶりに104円台後半に下落した。8月米小売売上高が前月比0.6%増と、市場予想の1.0%増を下回ったこともドル売りを後押しした。FRBは、事実上のゼロ金利政策と量的緩和策の据え置きを発表。ゼロ金利を少なくとも2023年末まで維持する方針を示唆した。今年の経済成長率見通しがマイナス6.5%からマイナス3.7%に引き上げられたことなどを受けて、一時ドル買いに傾く場面があったものの、内容的には織り込み済みで、総じて円高・ドル安の流れが継続した。

*16日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策発表に注目が集まる中で買われ3日続伸した。1970.50ドル(+4.30)。FRBが金融緩和策を長期間維持するとの見方が、金利を生まない資産である金相場の支援材料となった。また、8月米小売売上高(季節調整済み)が前月比0.6%増と、市場予想の1.0%増を下回ったことも安全資産とされる金買い要因。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで強含みに推移し、ドル建て金に割高感が生じたため、次第に上値を削る展開となった。

引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定は、ゼロ金利政策、量的緩和策とも据え置き。インフレ率についてはFRBが目指す2%を超えることが予想され、ゼロ金利を少なくとも2023年末まで維持することも示唆されたが、想定の範囲内の内容で金相場への影響は限定的だった。

金ETFは、1247.57トン(変わらず)。

NY白金は3日ぶりに反落。973.50ドル(-8.70)。
パラジウムは続伸。2417.60ドル(+3.10)。


*16日のNY原油は、原油在庫の大幅減を示す官民の週報やハリケーンに伴う供給混乱見通しを受け、大幅続伸した。40.16ドル(+1.88)。3日以来約2週間ぶりの高値水準。米エネルギー情報局(EIA)が発表した統計によると、11日時点の米国内原油在庫は前週比440万バレル減少。市場予想の130万バレル増に反して取り崩しとなった。ガソリン在庫は40万バレル減で、減少幅は市場予想の2倍超だった。在庫減が好感され、40ドルの節目を突破した。また、ハリケーン「サリー」が早朝、米南部アラバマ州に上陸。周辺地域では洪水や高潮が発生しており、石油供給網が混乱するとの警戒感が広がった。米内務省によると、米メキシコ湾では「サリー」の影響で、おおよそ日量50万バレルの原油生産が停止した。これは8月のハリケーン「ローラ」接近時の約3分の1に相当する。このほか、経済協力開発機構(OECD)が2020年の世界経済成長率見通しについて、6月時点のマイナス6.0%からマイナス4.5%に上方修正したこともエネルギー需要の先細り懸念を和らげた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は、17日に共同閣僚監視委員会(JMMC)を開き、協調減産の状況を点検する。相場は低迷しているが、追加減産を発表する可能性は低いという。

*16日のシカゴ・トウモロコシは反発。371.75セント(+5.75)。半年ぶり高値を付けた。大豆と原油の値上がりが波及した。米エネルギー情報局(EIA)が16日発表した9月11日までの1週間の、トウモロコシを原料とするエタノールの生産高は日量92万6000バレルに減少。一方で在庫は2017年1月以来の低水準となる1979万8000バレルに減少した。

シカゴ大豆は大幅反発。1011.25セント(+19.75)。一時は1013.75セントと2018年6月以来の高値となった。世界最大の大豆購入国・中国への輸出が続いていることが好感された。米農務省は16日、民間業者による米国産大豆32万7000トンの中国向け輸出成約を確認した。同省は過去9営業日全てで米国産大豆の中国向け輸出成約を発表している。


*16日のNYダウは、金融緩和の長期化期待から小幅続伸した。2万8032.38ドル(+36.78)。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日終了した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場予想通り、事実上のゼロ金利と量的緩和の維持を決定。併せて公表した会合参加者の経済・金利見通しで、ゼロ金利を少なくとも2023年末まで続けるとの想定が示された。金融緩和長期化への期待から、ダウ平均は一時約370ドル高となった。その後のパウエルFRB議長の記者会見を経て、ダウは上げ幅を削った。23年までのゼロ金利継続は織り込み済みで、議長会見も想定通りの内容となり、材料出尽くし感から、いったん手じまう動きが出たようだ。原油高を好感し、エネルギー株が全体をけん引。ハリケーンの到来で供給網が混乱するとの見方などから、米原油先物相場が大幅高となった。反面、ハイテク株は売られた。

【17日】
未定   (日) 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表  -0.10%  
未定   (南ア) 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利  3.50%  3.50%   
07:45   (NZ) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]  -0.2%  
10:30   (豪) 8月 新規雇用者数  11.47万人  
10:30   (豪) 8月 失業率  7.5%   
15:30   (日) 黒田東彦日銀総裁定例記者会見 
18:00   (欧) 7月 建設支出 [前年同月比]  -5.9%  
18:00   (欧) 8月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  -0.2%  
18:00   (欧) 8月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  0.4% 
20:00   (英) イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表  0.10%  0.10%  
20:00   (英) 英中銀資産買取プログラム規模  7450億ポンド  7450億ポンド  
20:00   (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨  N/A  N/A N/A 
21:30   (米) 8月 住宅着工件数 [年率換算件数]  149.6万件  146.3万件 
21:30   (米) 8月 建設許可件数 [年率換算件数]  148.3万件  153.5万件  
21:30   (米) 8月 建設許可件数 [前月比]  17.9%) 3.5%  
21:30   (米) 9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  17.2  16.0  
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 

*マーケットスクランブル出演
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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