【10月15日海外市況】
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*15日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇などを眺めて円売り・ドル買いが進み、105円台前半で推移した。105円37~47銭。追加経済対策をめぐる米政権・議会での協議が難航しているほか、欧米で新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあり、市場ではリスク回避ムードが強まった。ただ、米長期金利が上昇し、NYダウも下げ幅を縮小したため、リスク回避が一服し、円を売ってドルを買う動きが広がった。ただ、欧州での新型コロナウイルス再拡大で景気の先行き懸念が強まり、ユーロやポンドが大きく下落した。リスク回避ムードの中でドルも円も買われた。

10月のNY州製造業景況指数は10.5となり、前月の17.0から低下した。市場予想(15.0)も下回った。4カ月連続でプラスを維持したが、プラス幅は縮小した。6カ月先も32.8と前月(40.3)を下回った。

10日までの1週間の新規失業保険申請(季節調整済み)は89万8000件と前週比5万3000件増加した。前週を上回ったのは3週間ぶり。市場予想は82万5000件だった。

*15日のNY金は、投資家のリスク回避姿勢の強まりを背景に買われ、小幅続伸した。1908.90ドル(+1.60)。外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金に割高感が生じたことから、金は売りが先行した。ただ、欧州での新型コロナウイルス感染再拡大や米追加経済対策をめぐる与野党協議の停滞を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、次第に安全資産としての買いが入り、プラス圏に浮上した。ムニューシン米財務長官は14日、経済追加対策をめぐる野党民主党との協議について「現時点で大統領選前に何らかの合意に達し、実行することは困難だ」と明言。一方、トランプ米大統領は15日、野党民主党との合意のため、政権が提案する1兆8000億ドル規模からの拡大に応じる用意があると述べた。

金ETFは、1276.06トン(-1.88)。

NY白金は4日続落。861.30ドル(-2.10)
パラジウムは小幅続伸。2367.10ドル(+0.80)。


*15日のNY原油は、需要懸念を受けた売り一巡後に安値拾いの買いなどが入り、ほぼ横ばいとなった。40.96ドル(-0.08)。英国、フランス、スペインなど欧州各国は、新型コロナウイルス感染の再拡大に伴い夜間外出禁止など感染予防措置を強化すると発表。これを受けて、経済活動が再び停滞し、エネルギー需要の回復が遅れるとの警戒感が台頭し、一時39.22ドルまで下落した。ただ、売り一巡後は安値拾いの買いが活発化し、いってこいの展開。米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油・石油製品在庫の大幅な減少が示されたことから、見直し買いも入り、朝方の下げをほぼ帳消しにした。9日までの1週間の米原油在庫は、前週比380万バレル減と、減少幅は市場予想の280万バレルを上回った。ガソリン在庫は160万バレル減と予想と一致。ディスティレート(留出油)在庫は市場予想の210万バレル減に対して720万バレルの大幅な取り崩しだった。

*15日のシカゴトウモロコシは続伸。403.75セント(+7.25)。一時は404.25セントまで上昇し、昨年8月12日以来の高値を付けた。中国・大連市場のトウモロコシ相場高に追随した。大連市場のトウモロコシ相場は14日、史上最高値を更新した。今年の台風による作物への損害で、トウモロコシが値上がりすると予想されている。

シカゴ大豆は続伸。1062.25セント(+6.00)。南米での降雨や、収穫面からの圧力にもかかわらず、中国の追加買い付けが相場を支えた。米農務省は15日、26万1000トンの米国産大豆が中国に売却されたと公表した。

*15日のNYダウは、景気の先行きへの懸念が強まり小幅続落した。2万8494.20ドル(-19.80)。米経済対策をめぐり、トランプ政権が野党民主党に歩み寄る姿勢を示したことから、プラス圏に浮上する場面もあった。欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大し、仏英などで、外出制限など経済活動への規制を再び強化する動きが拡大している。米国では、週間新規失業保険申請件数が89万8000件と前週から増加し、市場予想も上回った。市場では、景気の先行きへの懸念が広がった。ただ、与野党対立が続く追加経済対策をめぐり、小規模な対策を主張していたトランプ大統領が米メディアに対し、増額を容認する可能性を示唆。大規模な対策を求める野党民主党に歩み寄る姿勢を示した。追加策の協議進展への期待から、ダウは下げ幅を縮めた。

【16日】
18:00   (欧) 8月 貿易収支(季調済)  203億ユーロ 
18:00   (欧) 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  -0.3%  
18:00   (欧) 9月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  0.2%
21:30   (米) 9月 小売売上高(除自動車) [前月比]  0.7%  0.4%  
22:15   (米) 9月 鉱工業生産 [前月比]  0.4%  0.7%  
22:15   (米) 9月 設備稼働率  71.4%  72.1%  
23:00   (米) 8月 企業在庫 [前月比]  0.1%  0.4%  
23:00   (米) 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  80.4  80.5 


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