【1月12日海外市況】
ny0113

*12日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇一服を眺めて円買い・ドル売りが優勢となり、103円台後半に下落した。103円69~79銭。ドル買い要因となっていた米長期金利が低下に転じたことで、円買い・ドル売りの流れが強まった。対ユーロでのドル売りの動きが円相場に波及した面もあった。

*12日のNY金は反落。1844.20ドル(-6.60)。米長期金利が上昇する中、金利を生まない金は機会損失になるとの見方が強まり売られた。一方で、米大型財政出動の影響によるインフレに対するヘッジ手段として買う動きもあり、下げ渋った。ドル指数は0.3%下落。10年債の入札が好調だったことを受けて、米10年債利回りはこの日最も低い水準となる1.146%に下げた。バイデン次期米大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大で、国民には一段の景気対策が必要だと述べ、「数兆ドル」規模の財政出動を打ち出す考えを示した。

金ETFは、1181.71トン(変わらず)。

NY白金は3日ぶり反発。1067.80ドル(+23.20)。
パラジウムは反落。2376.20ドル(-2.60)。


*12日のNY原油は、需要均衡化への期待が広がる中、6営業日続伸した。53.21ドル(+0.96)。サウジアラビアが2~3月に自主的に日量100万バレルの追加減産を行うと表明したことが引き続き相場の支援要因る。また、最新週の米原油在庫が前週比230万バレル減と、5週連続の取り崩しとなる見通しが示されたことも相場を押し上げた。民間と政府の在庫週報はそれぞれ12日夕と13日午前に発表される。さらに、バイデン次期政権が公約する大型財政出動への期待を背景に、エネルギー需要の先行きに楽観的な見方が広がっていることも支援材料となった。ブレント原油は57ドル弱まで上昇し、11カ月ぶりの高値を付けた。

*12日のシカゴトウモロコシは反発。517.25セント(+25.00)。2014年5月9日以来の高値となった。米農務省はこの日発表した1月の農産物需給報告で、20年度の米トウモロコシの供給について、単収が1エーカー当たり平均172.0ブッシェル、生産高は141億8200万ブッシェルとした。予想平均は単収が1エーカー当たり175.3ブッシェルで、生産高は144億7000万ブッシェルだった。同省は米国産トウモロコシ需要見通しを2億5000万ブッシェル下方修正した。輸出、エタノールメーカーやその他加工業での需要減を見込んだ。

シカゴ大豆は反発。1418.25セント(+45.75)。一時、中心限月としては14年6月23日以来の高値となる1428.25セントを付けた。米農務省は1月の需給報告で、20年度の米国産大豆の生産高を、平均単収エーカー当たり50.2ブッシェルに基づき、41億3500万ブッシェルと推定。アナリスト予想の平均は、平均単収が50.5ブッシェル、生産高が41億5800万ブッシェルだった。同省はまた、米国の期末在庫を、ここ7年間で最も少ない1億4000万ブッシェルと予想した。

*12日のNYダウは、エネルギー株や金融株が買われ反発した。3万1068.69ドル(+60.00)。この日のNY原油は、サウジアラビアの自主的な追加減産表明が引き続き支援材料となる中、6営業日続伸。原油高が支援材料となり、エネルギー株に買いが入った。また最近の長期金利上昇を受けて金融株も堅調に推移した。米追加経済対策への期待がこの日も市場の地合いを強めた。ただ、米主要経済統計の発表がなく、手掛かり難だったほか、週末の米銀行決算発表を見極めたいとのムードも広がった。足元の新型コロナウイルスの感染・死亡者数、コロナワクチン普及などへのニュースにも警戒感が強い。

【13日】
16:00   (トルコ) 11月 鉱工業生産 [前月比]  1.1%    
16:00   (トルコ) 11月 経常収支  -2.7億ドル  -36.3億ドル 
19:00   (欧) 11月 鉱工業生産 [前年同月比]  -3.8%  
20:00   (南ア) 11月 小売売上高 [前年同月比]  -1.8%  
21:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  1.7% 
22:30   (米) 12月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.2%  1.3% 
22:30   (米) 12月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.6%  1.6% 
28:00   (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)