【金相場はバイデン新大統領を好感】
20日、米国では民主党のバイデン氏が第46台米国大統領に就任した。

NY金は、バイデン大統領が就任前に打ち出した総額1兆9000億ドル規模の追加経済対策を背景に、インフレが高進するとの観測からインフレヘッジ目的の買いが入っていた。

昨日もこの流れが続き、一時1872ドルまで上昇し、1月7日以来約2週間ぶりの高値水準と1866.50ドルで引けた。

19日には、財務長官に指名されたイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長の承認公聴会が開かれた。

この席でイエレン氏は、新型コロナウイルス危機に伴う景気悪化からの脱出を最重視するとし、雇用と格差是正に焦点を当て、積極的に財政を支出する「大きな行動」に取り組む決意を表明した。

一段の緩和策がとられるとの期待も金相場を押し上げた。

バイデン新政権が誕生したことで、追加経済対策への期待からリスクオンモードが強まり、昨日は、NYダウのみならずナスダックも市場最高値を更新した。

株価というリスク資産を買うと同時に安全資産である金も見直されたようだ。

また、外国為替市場では、リスクオンを受けてドルが売られ、豪ドルやカナダドル等の資源国通貨が買われ、ドルは対ユーロでも下落した。

ドル安を受けてドル建て金には割安感が強まったことも金にはサポート要因となった。

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金ETFは減少が止まり、今後は増加に向かうだろう。直近の保有量は1174トン。

CFTC建玉を見るとファンドの買いが減少しているが、バイデン大統領就任式の前のポジション整理だったといえよう。減少したとはいえ、24万枚の買い越しでファンドは強気を維持している。むしろこれから買い玉を増やしてくると思われる。

NY金は1850ドルの節目を上抜けたことで、テクニカル的には1900ドル台が視野に入ってきたと予想する。

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