【NY原油の見通しは70ドルに上方修正か】
NY原油は63ドル台で推移している。

先週の寒波の影響で閉鎖していた米南部の石油供給網の復旧遅延をめぐる根強い警戒感が相場をサポートしている。

先週の寒波により、米国内の製油能力の約20%に当たる日量200万バレルの生産に影響が出たと試算されている。

テキサス州の石油生産施設では徐々に操業を再開し、ヒューストン港の取扱量も正常化に向かっているようですが時間がかかると見られている。

米エネルギー情報局(EIA)によると、寒波の影響で19日までの週の原油生産は日量110万バレル減少。製油所の原油処理量も2008年以来の水準に落ち込んだと伝わった。

また、新型コロナウィルスのワクチン普及により、世界の移動状況は底打ちの兆しが出ており、今後は燃料用需要の増加が見込まれていることから、原油市場は想定以上に早く回復すると見られている。

こうした背景から原油相場の見通しが従来の60~65ドルから70ドルへと引き上げられている。

一方、サウジアラビアとロシアは、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の協調減産で、4月から開始する供給抑制規模の緩和をめぐって意見の相違が出ている。


サウジアラビアは減産継続を希望しているが、ロシアは段階的な増産に意欲を見せている。実際、70ドルを越える場面ではロシア以外の産油国も増産に動く可能性は高いだろう。

そのため、70ドルを越えて一段高は難しいと予想する。

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