【NY金は押し目形成か?】
1日のNY金は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止観測を背景に水準を切り上げ、一時、約2週間ぶりに2000ドル台を回復したものの、大台では売りが強まり、上値を削った。

5月米ISM製造業購買担当者景況指数(PMI)が低下、週間新規失業保険申請件数も2週連続で悪化した。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「利上げを見送るべきだ」と、前日に続きハト派な姿勢を示した。

ただ、仮に6月に利上げを停止しても、FRBのタカ派姿勢に変化はなく、状況次第では7月以降に再利上げの可能性も考えられることから、2000ドルの大台では戻り売りが出やすいのだろう。

今夜は5月米雇用統計が発される。事前予想では、非農業部門就業者数の伸びが鈍化、失業率は小幅上昇。予想の範囲内の結果であれば、6月利上げ停止との見方が強まるのではないか?

NY金日足は、ボリンジャーバンドの-2σを下回った後で反発、ストキャスティクスはダブルボトムを形成している。押し目に達した可能性が高く、値固めから上昇局面へ移行するだろう。

0602kin


情報提供:株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
※上記ロゴのチャートの著作権は、ミンカブ・ジ・インフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。 提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、ミンカブ・ジ・インフォノイドは一切の責任を負いません。