テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2014年09月

【9月30日 国内市況終値】
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*金は軟調。29日のNY金相場は、米株式の下落を受けて小反発したが、時間外取引では反落しているため、売りが先行した。白金は上げ幅を拡大。高寄り後も買い優勢で推移した。昨

夜のNY金相場は、香港での民主派デモを受けた米株式の下落を受けて安全資産としての買いに反発した。今週、欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計を控え、様子見ムードが

強まりそうだ。ただ、米国景気の回復によるドル高基調が続くため、上値は重い展開が続きそうだ。

*中東産原油は4営業日続伸。NY原油がガソリン高を材料に上昇したことを受けて反発した。石油製品はガソリン、灯油共に続伸した。石油製品スポット(業者間転売)相場は、ガソリンが下落している一方、灯油は上昇している。ガソリンは軟調な陸上スポットの動きに影響されたが、灯油は陸上の下げ止まりが反映されたようだ。円安の影響で、元売りはスポット価格を下げたくないようで、買い姿勢を維持していると言われている。

*ゴムは上海高眺め小反発。上海相場が手じまい買いに上昇したことに追随して切り返したが、その後、上海の伸び悩みを眺めて上げ幅を削った。上海ゴムの中心限月2015年1月限は30日、一時トン当たり前日比550元(4.5%)高の1万2650元をつけるなど、急反発している。10月1~7日の国慶節の休場を控え、手じまい買いが膨らんだようだ。9月のHSBC製造業購買担当者景況指数(PMI)確定値が50.2と、速報値から0.3低下したものの、輸出受注が伸びたことが買い材料視されたようだ。26日現在の青島保税区の在庫が15万トンを下回り、荷余り感が解消されつつあるという。

*トウモロコシは上伸。シカゴ相場が買い戻しに上昇した地合いを引き継ぎ堅調に推移した。一般大豆は10月当限が整理商いに2950円安と暴落。米農務省は現地時間30日に、農作物の四半期在庫報告で9月1日時点の在庫を発表する。事前調査では、14年9月1日時点の在庫は大豆が1億2600万ブッシェル、トウモロコシは11億8500万ブッシェルと

予想されている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、下値では買い戻しも入り、109円台前半で下げ渋った。
朝方、109円40銭前後で取引されたが、日経平均株価が下げ幅を広げ、じり安となった。香港のデモで中国情勢が不透明なため、ドル円は上値を追う状況には至らなかった。

*日経平均株価は反落した。鉱工業生産の停滞など景気の先行きに対する不透明感から幅広い銘柄が売られた。香港のデモ激化による中国経済への警戒感も嫌気されたようだ。

*9月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)確報値は50.2で速報値の50.5を下回った。8月の確定値は50.2。

【NY原油テクニカル分析】

NY原油先物市場のWTIは、米経済の成長が強まり、需要が高まるとの見方からほぼ2週間ぶりの高値をつけた。依然として90~95ドルのレンジ内にあるものの、一目均衡表の転換線と基準線をブレイクし、遅行線も実体を上抜けているので、6月下旬から始まった下落基調にも転機が訪れている可能性がありそうだ。MACDはゴールデンクロスして上昇しており。RSI(相対力指数)14日は50%を超えてきている。

ただ、97~100ドルには雲が棚引いており、これが上値抵抗ゾーンになる可能性がある。10月中旬以降は、雲の上限、下限が共に切り下がり、厚みも増すため、このゾーンを上抜けて上昇相場に発展するのは困難かもしれない。


*NY原油日足
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情報提供:(株)インベステック
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【ユーロドルテクニカル分析】
ユーロは1999年1月1日に決済用仮想通貨として導入され、この時点では紙幣や貨幣としてのユーロは存在しなかった。3年後の2002年1月1日に初めて現金通貨としてのユーロが発足し、EUの法定通貨となった。

月足チャートでは、1999年以降のデータが入っている。1999年1月1日に1ドル=1.1752ドルで値決めされたが、2000年10月には、1ドル=0.8228ドルまで下落した。これが、導入後の最安値となった。そこから上昇相場に転じ、2008年7月には1ドル=1.6039ドルと導入後の最高値をつけた。上昇幅は0.7811ドルで、これにフィボナッチ比率を当てはめると、高値から0.38倍押し=1.3071ドル、0.5倍(半値)押し=1.2134ドル、0.62倍押し=1.1196ドルとなる。現況は、0.38倍押しのラインを下回っているので、0.5倍押しのある1.20ドルレベルでサポートされるかどうかが注目される。

過去のパターンを見ると、2005年10月~2006年3月は1.20ドルを割り込んで1.1637ドルまで下落したが、0.62倍押しのラインにサポートされて下げ止まっていた。2010年6月は1.1874ドルまで下落したが、引け値は1.2ドルを回復している。2012年7月の安値は1.204ドルと1.20ドルにサポートされている。0.5倍押しに相当する1.20ドルは長期的なサポートラインのポイントになる可能性が高いだろう。


ストキャスティックス(12本スロー)は先行するラインが20%を割り込んだが、後行のラインはまだボトム圏に達していないためまだ下落の途上にあるが、今年後半から来年には共にボトム圏に入ることが予想されるため、今年の年末頃に1.2ドルを試す展開になるのではないか。仮に1.20ドルを下回れば、0.62倍押しのラインのある1.12ドルレベルでサポートされると予想する。

*ユーロドル月足
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9月30日(火)

【9月29日 海外相場および市況】
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*週明け29日のNY金相場は米株価の下落を背景に小反発。欧州や米国の株式相場が軟調に推移したことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる金に買いが入った。最近の下落を受けて安値拾いの買いやショートカバーの買い、また、香港の民主化運動の行方も混沌としてきたため、リスクヘッジとしての買いも入ったと見られている。ただ、外国為替市場ではドル高・ユーロ安基調が続いていたため、ドル建て金は相対的に割高感が強く、上げ幅は限定的だった。米商務省が朝方発表した8月の個人消費支出は年換算で前月比0.5増と、市場予想の0.4%増を上回った。

*週明け29日の米欧石油市場では、良好な内容の米経済指標を受けてWTIが続伸。北海ブレントは小幅高。ガソリン相場が堅調に推移していることが原油相場をサポートしているようだ。製油所のメンテナンスに伴い、10月の処理能力が日量72万バレル減少(過去5年平均は日量90万1000バレル減少)するとの報も強材料になった。

*コーンは反発。一時2009年9月以来5年ぶりの安値となる322.00セントを付けたが、安値警戒感からショートカバーが入った。翌日の米農務省四半期在庫報告の発表を控え、ポジション調整も出たようだ。大豆は反発。時間外取引で4年半ぶりの安値を付けたものの、安値拾いの買いに値を戻した。また、インドネシアとマレーシアの降雨に乏しい天候を受け、パーム油生産が抑制されるとの懸念が大豆油を押し上げたようだ。

*週明け29日のNY外国為替市場の円相場は小幅に弱含んだ。海外市場では円売り・ドル買いが進んだが、NY市場では下落幅が縮小した。香港島中心部では、週末にかけて行政長官選挙の制度民主化を要求するデモ隊が数万人規模に膨れあがり、幹線道路3本が遮断される事態となった。香港市場や中国経済に及ぼす影響を警戒し、リスク回避目的の円買い・ドル売りが台頭、リスク選好が後退し円相場は一時109円13銭まで上昇した。ただ、買い一巡後は再び弱含みに戻った。米商務省が朝方発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月比0.5%増と好調で、市場予想の0.4%増も上回った。一方、同月の中古住宅販売仮契約指数は前月比で低下し、強弱入り混じる指標内容となった。

ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1.2685ドル。一時1.2664ドルと、12年11月以来の安値に下げた。

ニュージーランド(NZ)ドルは一時2%安の1米ドル=0.7709NZドルと、13年8月以来の安値を付けた。NZ準備銀行が8月の自国通貨の売却額が7年ぶりの高水準だったことを明らかにした。

*週明け29日のNY株式相場は、香港の民主派デモによる混乱が中国本土経済のさらなる減速につながるとの懸念が強まり反落した。香港で行政長官の選挙制度民主化を要求するデモが拡大し、幹線道路の閉鎖や銀行支店の休業など一部経済活動に影響が波及。既に減速懸念が強まっている中国経済の先行きに不安感が増した。さらに、停戦合意中のウクライナ東部で発生した親ロシア派との戦闘でウクライナ兵士が死傷したとの報道も嫌気され、ダウの下げ幅は一時178ドルに達した。しかし、米商務省が発表した8月の個人消費支出が市場予想を上回ったほか、シカゴ連銀のエバンズ総裁が早期利上げについて慎重な姿勢を示したと伝わったため、米景気回復への期待を背景に買い戻しが入り、下げ幅は大幅に縮小した。

【本日の主な経済指標およびイベント】
15:00 (独) 8月小売売上高指数 [前月比] -1.4%、+0.5% 
      (独) 8月小売売上高指数 [前年比] +0.7%、+0.3%
16:55 (独) 9月失業者数 +0.2万人 -0.2万人 --
16:55 (独) 9月失業率 6.7% 6.7% --
17:30 (英) 第2四半期GDP・確報値 [前期比] +0.8%、+0.8% 
      (英) 第2四半期GDP・確報値 [前年比] +3.2%、+3.2% 
18:00 (EU) 8月失業率 11.5% 11.5% --
18:00 (EU) 9月消費者物価指数・速報 [前年比] +0.3%、+0.3%
21:30 (加) 7月GDP [前月比] +0.3% +0.3% 
22:00 (米) 7月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年比] +8.10%、+7.40%
22:45 (米) 9月シカゴ購買部協会景気指数 64.3、62.0
23:00 (米) 9月消費者信頼感指数 92.4、92.5
*数値は順に、前回、予想。

【9月29日 国内市況終値】
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*金は小幅安。先週末のNY金は、米経済への楽観的な見方を背景に下落していた。週明けのNY金時間外は小反発。為替相場が円安・ドル高へと振れたため、プラス圏に浮上する場面もみられた。白金は時間外が続落していたため、円安の影響は小さく反落。安値は4611円。

*先週末26日のNY金相場は、好調な米経済指標を受けたドル上昇や株高などを眺め反落、安全資産としての金は売りが強まった。米国の4~6月GDP(国内総生産)確定値は年率換算で前期比4.6%増と前回公表された改定値の4.2%増から上方修正され、2011年の10~12月期と並ぶ高水準となった。米経済指標は好内容が続いており、市場はドル高や長期金利の上昇、株高で反応している。ドルや金利と逆相関にあるNY金は売り優勢で推移しており、1200ドル割れの可能性も意識されているという。

*中東産原油は続伸。週末のWTIが米経済の先行きへの楽観的な見方を背景に上昇したことや、円相場の軟化を受けて買いが先行した。その後、円安が進行したが、総会を控えて整理売りに伸び悩んだ。原油相場の上昇を受け、製品も上昇した。週明け29日の時間外のWTIは下落。ドル高が進んだため、ドル建て商品相場に売り圧力がかかったようだ。ただ、今夜は8月の米個人所得・消費や米中古住宅販売仮契約件数が発表されるため、強い内容となれば反発する可能性はありそうだ。

*ゴムは反落。一時買い直されたが、上海ゴム相場の下落を受けて売りが強まり、マイナス圏に押し戻された。26日発表された上海の指定倉庫在庫は、前週比2192トン減の16万2649トンと2週連続で減少したが、買い材料にはならなかった。今週から、上海市場は中国の国慶節の連休で休場するため、下げが一服するとの見方が出ている。香港で民主派が繁華街を占拠するなど、デモが拡大していることも、弱気要因とみられている。

*コーンは小反発。大豆は下落。前週末のシカゴ市場は、収穫作業の進展を背景にトウモロコシが約5年ぶり、大豆も約4年半ぶり安値を付けた。円安の影響で反発する場面もあるが、戻りは実勢悪を受けて売られそうだ。シカゴではコーンの3ドル、大豆の9ドルが目先の節目として意識されている。豊作見通しで収穫が順調に進んでも、このレベルが維持されれば、底入れの期待も出てきそうだが、割り込むと一段安の可能性も強まりそうだ。

*東京外国為替市場では、円安が進み一時109円74銭と2008年8月以来の安値を更新した。安倍晋三首相が所信表明演説でデフレ脱却を目指し、経済を最優先させる方針を改めて示したことが手掛かりになったようだ。今週は10月1日に9月日銀短観、2日にECB理事会とドラギ総裁会見、3日に9月米雇用統計の発表が控えている。

*東京株式市場で日経平均は反発。前週末の米国株が、4-6月期の米GDP確報値が上方修正されたことで景気回 復の勢いが増しているとの見方が広がり上昇したことや、円安進行が好感されて買われ、終値で1万6300円を回復した。ただ、民主派の抗議活動が警官隊との衝突に発展したことを背景とする香港株の大幅下落などが意識され、高値警戒感も出ているようだ。

【ドル円テクニカル分析】
ドル円は先週末26日のNY時間に109円54銭をつけ、9月19日の高値109円48銭を超えて年初来高値を更新したが、本日29日、黒田日銀総裁発言を受けて109円72銭まで上昇し、更に高値を更新した。9月19日から25日までは、高値109円48銭(9月19日)、安値108円25銭(9月23日)のレンジが形成されていたが、26日にレンジの上限がブレイクされ、本日の高値更新で、価格レンジが切り上がったと判断していいだろう。MACDもデッドクロスを示現し、上昇相場の再開を示している。RSI(相対力指数14日)は67%まで上昇しており、地合いが強まってきたことがうかがえる。

109円48銭から108円25銭までのレンジ幅は1円23銭なので、レジスタンスラインをブレイクした事により、倍返しで109円48銭+1円23銭=110円71銭となり、110円台後半が上値目標値として算定されるが、110円、111円、112円と心理的には1円づつ上値が切りあがっていくだろう。

なお、本日29日、日銀の黒田総裁は、都内で開かれた国際銀行協会主催のイベントで講演し、消費増税による反動の影響が次第に和らぎ、2015年度にも物価は目標の2%程度に達するとの見解をあらためて示した。見通しが下振れれば「躊躇なく調整する」と繰り返した。

*ドル円4時間足
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【ポンド円テクニカル分析】

ポンド円は現在177円50銭を挟んで小幅な保ち合い相場で推移している。4時間チャートを見ると、12本移動平均線と24本移動平均線が重なり、48本移動平均線に接近している。24本高値ライン=178円75銭、24本安値ライン=176円65銭と値幅は2円10銭となり、テクニカル的にもボラティリティが低下していることがわかる。

ストキャスティックス(スロー12本)50%レベルにあり、地合い的には中立状態にある。MACDは20日にデッドクロスしてから下落しており、現在ゼロラインに接近している。上昇のモメンタムは弱まっているが、ゼロラインを割り込まずに反転反発すれば再び上昇相場が始まると考えられるが、24本高値ラインである178円75銭をブレイクする必要があるだろう。

ここで抵抗を受けて押し返されるパターンもあり、注意が必要だろう。このラインを上回れば180円台乗せが達成される可能性が高く、次いで、前回の高値180円76銭(9月19日)の更新が視野に入ってくるだろう。

逆に、48本移動平均線を割り込んで24本安値ラインである176円65銭も下回ってくると、MACDもゼロラインを割り込む格好になり、下落基調が強まるだろう。この場合、次のサポートラインである175円で下げ止まるかどうかが注目される。

*ポンド円4時間チャート
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【東京ガソリンテクニカル分析】

東京ガソリンは9月26日に、2015年4月限が発会した。需要期のはしりのため、3月限に対して上ザヤが買われ、日足の先限チャートでは、上放れた状況になった。一目均衡表の転換線、基準線そして雲の上限を上回った。遅行線も雲を超えており、上昇相場への条件が揃いつつあるようだ。

また、4月以降の高値と安値にフィボナッチリトレースメントを当てはめてみる。安値7万6520円(5月7日)、高値8万2320円(6月23日)より上昇幅は5800円であるから、高値より0.38倍押し=8万120円、0.5倍(半値)押し=7万9420円、0.62倍押し=7万8720円となるが、0.38倍押しの水準を超えており、全値戻しの可能性もあるかもしれない。

MACDは9月半ばからゼロラインを超えていたが、ほぼ横ばいに推移していた。ところが、ここに来てゴールデンクロスが示現しつつある。RSI(相対力指数14日)は60%を超えて上昇しており、上昇基調が強まってきている。

上昇相場に発展する可能性が出てきたが、まずは目先の上値抵抗線である8万1000円を超えることができるかどうかがポイントになるだろう。


*東京ガソリン日足
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9月29日(月)

【9月26日 海外相場および市況】
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*週末26日のNY金相場は、対ユーロでのドル高や米株高などを背景に売りに反落した。終値ベースでは2013年12月31日以来9カ月ぶりの安値水準で引けた。米商務省が発表した第2四半期の実質GDP(国内総生産)確報値は前期比4.6%増と上方修正された。市場予想と並んだものの、米景気の先行きに楽観的な見方が広がったことから、対ユーロでドルが急速に買われた。これを受けてドル建て金に割高感が生じた。また、堅調な米GDPを受けて、米株価が急伸。投資家らのリスク回避の動きが後退する中、安全資産としての金は売られやすくなった。

*市場筋によると、10月1日から始まる国慶節の連休を前に、小売業者が在庫を積み増ししているため、9月の中国金輸入量は前月を上回っているという。1週間に及ぶ国慶節の連休期間中は金需要が高まるとみられている。8月の香港からの中国金純輸入量は27.477トンと、3年ぶり低水準に落ち込んだ7月の22.107トンから増加に転じている。季節的要因を背景に金輸入量は第4四半期も高止まりすると予想されている。金関係者の話では、金価格が1200ドル近辺で推移する中、購入量は増えているが、この水準を割り込めば、購入量はさらに増えそうだという。また、インドでも今週から祭事や結婚シーズンに入っており、金の購入量は増加が見込まれている。

*週末26日の米欧石油市場は、米成長率の上方修正を眺めてWTIが反発した。北海ブレントは横ばいで引けた。米商務省が発表した第2四半期の実質GDP(国内総生産)確定値は年率換算で前期比4.6%増となり、改定値(4.2%増)から上向き改定された。成長率は2年半ぶりの高さだった。リビアの産油量は日量92万5000バレルに達し、2011年のカダフィ政権崩壊以来、最高水準になり、需給は緩和しているという。

*コーンは続落。記録的豊作が見込まれる米国産の収穫進展に加え、ドル高による輸出市場での競争力の一段の低下が見込まれている。一時は322.75セントと、2009年9月以来、約5年ぶりの安値を付けた。一方、生産者の間では、先行きの価格上昇を見込んで、収穫された作物をため込む動きがみられる。大豆は続落。記録的豊作が見込まれる米国産大豆の収穫の進展に圧迫され、2010年2月以来、約4年半ぶりの安値となった。一時は909.75セントまで下落した。天気予報によると、米中西部の穀物産地では来週早々まで雨が降らず、農作業の進展が見込めるという。生産者は、コーンよりも傷みやすい大豆の収穫に注力している。

*米国の第2四半期実質GDP(国内総生産)が上方修正されたことを背景にドル買いが強まり、一時2008年8月下旬以来6年1カ月ぶりの低水準となる109円54銭まで下落した。米商務省が朝方発表した2014年第2四半期(4~6月)の米実質GDP(国内総生産)確報値は年率換算で前期比4.6%増と改定値(4.2%増)から上方修正された。米経済回復の着実な足取りを眺めて、主要通貨に対してドル高が進行した。米長期金利の上昇や米株価の堅調もドル買いを強めた。また、塩崎厚生労働相が公的年金を運用する年金積立金管理独立行政法人(GPIF)の改革に関する発言が伝わり、円売りが誘われた。

*中国国家統計局の27日の発表によると、8月の工業セクター企業の利益 は前年同月比0.6%減。以前発表されたデータに基づくと、2012年8月以来の減少となった。7月は13.5%増だった。 1-8月 の工業利益は前年同期比10%増。1-7月の11.7%増から伸びが鈍化した。同国の景気減速が進んでいることが明らかになった。

*週末26日のNY株式相場は、前日に売られ過ぎた反動で好決算の企業を中心に買い戻しが優勢となった。第2四半期(4~6月)の米実質GDP(国内総生産)が上方修正されたことや米消費者景況感の指標が堅調だったことも上昇を支えた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
21:00 (独) 9月消費者物価指数・速報 [前月比] 0.0% -0.1% 
      (独) 9月消費者物価指数・速報 [前年比] +0.8% +0.8%
21:30 (米) 8月個人所得 [前月比] +0.2% +0.3% 
21:30 (米) 8月個人支出 [前月比] -0.1% +0.4% 
21:30 (米) 8月PCEデフレーター [前年比] +1.6% +1.4%
21:30 (米) 8月PCEコア・デフレーター [前月比] +0.1% 0.0% 
23:00 (米) 8月中古住宅販売成約 [前月比] +3.3% -0.5%
*数値は順に、前回、予想。


【ドル円テクニカル分析】
ドル円の4時間チャートでレジスタンスラインとサポートラインを探ってみる。9月19日に年初来高値109円48銭をつけ、その後、23日に108円25銭まで反落したが、再び反発に転じて25日には109円39銭まで戻している。

短期的なサポートラインは108円25銭、レジスタンスラインは109円48銭のレンジが形成された。レンジ幅は1円23銭なので、レジスタンスラインをブレイクすれば、倍返しで109.48+1.23=110.71となり、110円71銭の上値目標値が算定される。逆に、下方に下抜けると、108.25-1.23=107.02となり107円02銭が算定される。

また、チャートから判明する9月のサポートラインは、雲の下限=108円、9月12日の高値107円41銭、17日の安値107円、5日の高値105円72銭、6日の安値104円67銭となる。

現在、109円を挟んで小動きに推移している。RSIも55%前後で推移しており、強保ち合いといったところ。

これから、上方に放れるか、下方に放れるか、待ちの状態にあると言えるだろう。

*ドル円4時間足
usd0926
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