*31日の東京金は小幅続伸。前週末のNY金が押し目買いに反発し、為替が円安に振れたことから、買いが優勢となった。週明け31日のNY金時間外は軟化している。前週末にはフィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長のジャクソンホールでの講演内容から、市場は、9月利上げ観測が完全に消えたわけではないと見ており、金相場の上値を抑えている。ロックハート・アトランタ連銀総裁は、9月利上げは「五分五分」と発言し、セントルイス連銀のブラード総裁やクリーブランド連銀のメスター総裁は、市場の混乱によって米景気の見通しは変わっていないと表明し、利上げを後押しする考えを示唆。ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は、インフレ率の2%目標達成は「遠い」と利上げに慎重姿勢を示している。今週は週末の8月米雇用統計が最大に注目材料になるだろう。RSI(14日)=46.1%。白金は反落。株価の下落に伴う需要減退への思惑が上値を抑えているようだ。RSI(14日)=47.6%。
*31日の中東産原油は小幅高。先週末のNY原油は上昇したものの、株価の下落を受けて上げ幅を削った。RSI(14日)=48.7%。石油製品も上昇ながら上値が重い。ガソリンのRSI(14日)=48.1%。灯油のRSI(14日)=48.3%。
*31日のゴムは反落。日経平均株価や上海株、上海ゴムの下落を眺めて売り優勢で推移した。RSI(14日)=30.5%。週明けの上海株は売りが先行。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、中国政府が大規模な株価買い支え策を放棄する方針と報じ、再び中国株について下落不安が広がっており、ゴム相場には弱材料となっている。
*31日の東京トウモロコシは反落。前週末のシカゴトウモロコシ安を受けて、売りが優勢となった。最近のシカゴトウモロコシは方向感に欠け、保ち合い状況にある。ハーベストプレッシャーを受けながらも、ファンドの買戻しに下値を固めているようだ。RSI(14日)=37.9%。一般大豆は軟化。RSI(14日)=30.7%。
*31日の東京外国為替市場のドル円相場は、121円台前半で推移している。日経平均株価の下落に連れて一時121円を割り込んだが、120円90銭前後では買戻しが入り、121円台に戻した。
*31日の日経平均株価は反落。8月末のため、前週末の大幅高もあって利益確定売りが先行した。
第29回 『おしえて陳さん』
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