*22日のNY金は続落。欧州株が全面安となり、ユーロが対ドルで下落したため、ドル建て金には割高感が強まった。また、アトランタ連銀のロックハート総裁が前日の講演で「年内の利上げは可能」と言及したため。米利上げに対する警戒感も売り要因となった。白金は独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題により急落。
*22日のNY原油は反落。ドル高・ユーロ安の進行や欧米株式相場の下落が弱材料視された。
*22日のシカゴトウモロコシは、利食い売りや収穫の進展を受けて反落。シカゴ大豆も、利食い売りや豊作観測に圧迫されて安い。
*22日のNY外国為替市場のドル円相場は、120円台前半で推移した。欧州株は、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題が嫌気され全面安となったが、これを受けて、リスク回避の動きが広がり、安全資産とされる円が買われた。NY市場に入ってからも、この流れは続き、一時119円70銭まで下落した。その後は、米国の利上げをにらんで120円台前半まで買い戻された。
*NYダウは反落。世界経済や米利上げへの先行き不透明感が弱材料視された。これに加え、原油安からエネルギー関連株が下落したことも嫌気された。
【本日の主な経済指標およびイベント】
*東京休場(秋分の日)
10:45 (中) 9月財新製造業PMI・速報 47.3 47.5 47.0
16:30 (独) 9月PMI製造業・速報 53.3 52.6 52.5
16:30 (独) 9月PMIサービス業・速報 54.9 54.5 54.3
17:00 (EU) 9月PMI製造業・速報 52.3 52.0 52.0
17:00 (EU) 9月PMIサービス業・速報 54.4 54.2 54.0
17:00 (南ア) 8月消費者物価指数 [前年比] +5.0% +4.8% +4.6%
18:30 (南ア) 8月生産者物価指数 [前年比] +3.3% +3.5% +3.4%
21:30 (加) 7月小売売上高 [前月比] +0.6%(+0.4%) +0.7% +0.5%
22:21 (南ア) SARB政策金利発表 6.00% -- 6.00%
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。