*23日の金は反発。RSI(14日)=60.2%。昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、ドラギECB総裁が追加の金融緩和を12月にも実施すると示唆したことから、円安が進み、東京金は押し上げられた。来週は27、28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。今回も利上げは見送られると見られるが、声明で12月利上げの可能性に言及されれば、ドル建て金には弱材料になりそうだ。逆に、年内利上げ見通しが後退すれば、1200ドルを試す可能性もありそうだ。白金も円安で反発。RSI(14日)=59.8%。
*23日の中東産原油は海外原油相場高や株高、円安を受けて反発。RSI(14日)=46.5%。中国経済に対する過度の懸念が後退していることも好感されている。来週は中国共産党の第18期中央委員会第5回総会(5中総会)が開かれる。市場では、次期5カ年計画(2016~20年)で、景気刺激対策が講じられるとの期待があるようだ。原油高を受け、石油製品も反発。ガソリンのRSI(14日)=48.7%。灯油のRSI(14日)=43.5%。
*23日のゴムは反発。株高を受けてサーキットブレーカー(CB)の発動も出る上昇となったが、上海ゴム相場の下落を受けて、上値を削った。RSI(14日)=39.9%。
*23日のトウモロコシは下落。シカゴ時間外の下落を受けて売りが優勢となった。RSI(14日)=46.2%。一般大豆は軟調。RSI(14日)=59.2%。
*23日の東京市場のドル円相場は、120円台後半で保ち合い。日経平均株価の上昇を受けて一時121円に接近したが、その後は利益確定売りが出て次第に上値が重くなった。
*23日の日経平均株価は大幅高。一時、1万9000円に接近したが、週末のため利益確定売りも出て上値は重くなった。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が22日の記者会見で、追加金融緩和を示唆したことを好感して欧米で株価が上昇したため、買い安心感が高まった。市場では、30日に開催される日銀金融政策決定会合で、追加金融緩和が実施されるとの期待も強い。
*第37回 『おしえて陳さん』
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